だらだら長いので、結論から書くと、
そもそも人間は弱毒を喰らっていきていると思う。栄養と呼ばれるものも、そもそもは極めて弱い毒物・刺激物で、健康とか不健康な症状というのは、それによる反応があるにすぎない。そして栄養という弱毒も多すぎると猛毒になる。
無毒、クリーンなことは良いことかもしれないけど、そもそも弱毒を喰らって生きているということを忘れて、クリーンが行き過ぎると猛毒と同じになるかもしれない。
さらに、イメージという栄養にも猛毒にもなるもので次元をこえた空中戦をしている現在の社会。ただイメージならば自分で自分を守ることもできる。弱毒を喰らっても毒に喰われない。
ということです。
ホッキョクグマの肝臓、三大害悪のあと、クリーン、イメージ、無農薬野菜、「どうでもいい」の話、など。
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人間って基本的に弱毒を取り入れて生きていると思います。
私たちが必要な栄養素と呼んでいるビタミンとかミネラルとかいろいろも、基本的には弱毒なんだと思います。その弱毒を体にいれることで起こる反応を健康的だとか栄養素だとかに捉えている。
北極に住む現地の人たちは、ホッキョクグマを狩猟し食べていたそうです。今はどうかわかりませんが。彼らはホッキョクグマの肉や内蔵を無駄なく食物にしたのですが、肝臓は食べないそうです。理由は致死量を超えるビタミンAが含まれているからです。ビタミンAは必要な栄養素ですが、多すぎると毒になるからです。
酸素だって常に吸っていないと生きていられないのに、酸素によって酸化が過ぎると体は錆びて不具合が起きます。
結局、薬も栄養も毒も、人間の価値によって呼び方がちがうだけで、もともとはひとつの物質です。ただそれを摂取した人間がどういう反応をするかということ。それを考えると人間はあらゆものや、状況に反応しているだけなのかもしれません。毒という呼び方をただ刺激物と読んでもいいでしょう。その刺激を受け反応しているのが生きている。
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疫病、戦争、飢餓、人類が長いあいだ恐れていた三大害悪だそうす。この三つは現在でも残っていますが、過去のように人類を大量に殺さなくなっています。このかつての三大害悪よりも、自殺や生活習慣病による死のほうが圧倒的に多いです。
やはり栄養という弱毒も多すぎると毒となりますし、弱毒という考え方は、栄養素だけでなく、情報とかもそうで、情報は生活にとって必要なものです。でも偏ったり多過ぎると猛毒にだってなる。ニュースなどで流される多くの喧騒の様子は、弱毒の段階なら有効な情報の量が多過ぎた結果おきたことだろうと。この2、3年はとくにそう思います。
あらゆる面で、どんどんクリーンになっていく現代ですが、クリーンなだけに、なんというか本来の弱毒耐性が消えていっているんじゃないかな?と思ったりします。というか、そもそも毒を喰らって生きているのが人間なんだよということを、ちょっと思い出してみてもいいかもなあと思ったり思わなかったりします。それでも、どんどん人間社会は表面状はクリーン化していくでしょう。
そのクリーン化が、あらゆる弱毒を大量に盛ったり、肥大化させたり、煽ったりして、猛毒となってしまっている。なので、昨日の ”どうでもいい”という感覚は毒が多すぎて食あたりをしない為の自己防衛なんだろうなあと思います。
梅もただの青梅は毒がありますが、梅干として無毒化して食べます。フグの肝臓も毒がありますが、古い郷土料理に発酵させてフグの肝を食べる地域もあるそうです。梅干はともかくフグなどの毒を食すのはおすすめはできないですが、それでもなんというのでしょうか?毒を無毒化してでも食べる知恵の姿勢というのは、ただクリーンになり、ひたすら毒をさける姿勢より魅力的にみえてしまうわたしです。
はっきり言えることは、クリーンというのはイメージです。世の中は次元をかえたイメージ戦を繰り返しています。栄養にも毒にもなるイメージならば、自分を守る術はあるということです。弱毒を喰らっても毒に食われない。
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温室や農薬で虫避けされストレスが少なく育った野菜は、本来野菜が出す身を守るための毒素が少ないそうです。逆に無農薬の野菜は虫などのストレスから毒素を多く出すようになるそうです。どっちが良い悪いでなく量と質と効果の問題ですが、どちらにしろ適度な刺激は変容を促すということだと思います。だから適度な弱毒は必要なんです。
なので、あれもこれも必要な道のりで、やっぱり世界は完璧なんだなあ。
みなさまの中の すばらしいイメージが栄養となって、すばらしく心身を刺激していきます。
本日もありがとうございました。
こんばんは。
今日はいかがでしたか?
近所にコンビ二にスマホだけもっていくこともあるこの頃です。
♫、、、財布を忘れて 愉快なサザエさん~♫
も未来の子供たちには、この歌詞のどこがおもしろいの?ってなるかもなあと。
財布なくても買い物できるよね?って。
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あのころもいい
それだけに
今のあなたのすごさを感じるよ
かるく歴史だなあ。
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さて、
昨日ちろっと洗濯中に BORDER を観ました。いやーやっぱり面白いですね。
比嘉も、ツンとした喋り方をする、どことなく若さというか幼さの抜けなささと優秀な検死医という対比があの頃のあなたにぴったりハマっていたなあと。あと劇中の曲もよかった。
BORDERというタイトルを物語る最後のエピソードについて、今みても、今だから、考えさせます。
ということで
あなたの中の すばらしいイメージが栄養となって、すばらしく心身を刺激していきます。
それでは
今夜も
ぐっすりと
おやすみなさーい