9月は台風の季節ですが、今年は続きますね。
秋雨前線とあいまって、そろそろ青空を見たいなあ、、、そんな東京の空模様です。





『 台風 』


台風が来る 景色が変わる
台風が来る 記録破りだ

泥棒よりも速い逃げ足
強盗よりも強引なやつ

情報やデマが飛び交う
声のでかい奴が笑う

 











台風の猛威は油断ならないものですが、どこかその非日常性にワクワクしている わたしもいます。



台風は渦なわけですが、それは、ひとつの小さな秩序です。この秩序があるからこそ一定の強さを持つことができます。

小さな秩序に対し大きな秩序もあります。まるで変えることができないかのように感じる、日常の、意識の、底に静かに横たわる秩序です。その巨大さ故に気づくこともなかったり、堅牢さに時に絶望感すら覚えることもあります。



しかし、それを刺激し変えることが出来るのが、小さな秩序です。動くことはないと思ったいた大きな秩序も、もとは小さな秩序から生まれました。

小さな秩序が別の小さな秩序を呑み込んだり、エネルギーを取り込んだりしながら、大きくなりました。それは、大きな秩序も常に揺らぎ動いていることの表れで、そもそも秩序とは常に動いているからこそ、その力を発揮するということ。台風が渦をなし強力に回転しているのと同じですね。



台風の非日常にワクワクするのは、どこかそんなことを無意識に感じとり、閉塞感のある日常の殻を破り、新しい何かが現れるかもしれないという期待感がそうさせるのかもしれません。

台風の勢力が強ければ強いほど、中心の台風の目は、はっきりとしますし、回転の軸として揺るぎなくなります。そして台風の強い風とは反対に、目の中は風がなく静かです。



人間もひとりひとりが、小さな秩序です。台風と同じで、強ければ強いほど、その中心は、はっきりとし、静かで無風なのだと思います。

そして、大きな秩序を変えることができる小さな秩序でもあるのです。それは、この宇宙の法則にのったものだと思うのです。








台風の後には、澄んだ青空がみたいですね。
乾いた草の香りを嗅ぎながら、原っぱに腰を下ろし、
ぼんやりとその青空を眺めたいな。。。



『 September Grass   James Taylor 』


太陽は もう暑く照りつけない
どうやら夏もすっかり終わってしまった

雁が何羽か飛び立っていったよ
木々の葉は 赤く色づいてゆく
でも草原は羽毛布団のように心地よくて
そこで僕は王様になりきみは女王様になる

緑に覆われたこの一角が僕らの王国
僕と一緒に寝そべらないか
9月の草原で






あらためて、ラララ~と
小さな実りの秋をみつけるように
たくさんの人が、新しい自分を見つけに、でかけたくなる、そんなあなたの笑顔と仕草ですね。




スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、、
人は、なぜ?本を読むのでしょうか?

知識を蓄え生活に活かしたり、見聞を広げるため
自分の知らない街の生活に思いを馳せるため
空想の世界に飛び込び その夢の世界で遊ぶため
理由はいろいろですが、どの理由もひとつのところに繋がっているように感じます。

それは、自分が手に入れたい世界、理想とし目指す世界を、言葉により明確にするため、その世界をより鮮明に思い描いたり、表現できるようになるためだと思います。そのために私たちはコツコツと自分の中に言葉を蓄えているのだと。全ては、そこに繋がっているのだと。

言葉が豊かになればなるほど、目指す世界もその姿がはっきりとなり、厚みや色彩も増していき、鮮やかになっていきます。

そして、言葉が豊かになればなるほど、目指していた世界が実現し、その手に入りやすくなるのです。




私たちの毎日は、お弁当をもって出かける遠足のようなものだと思います。
道中で息もきれそうなこともあるけれど、腰をかけて眺めてみれば、
そこには爽やかな景色。空や川の流れ、虫や鳥の声。

そういえば、手紙社さんが 代官山の蔦屋で LETTERSフェアをしているので、でかけてみます。「手紙社」なんて素敵な名前ですよね。豊かな言葉の手紙もステキです。

あなたの毎日が、鮮やかな景色に包まれて、豊かできれいな言葉で溢れていますように。
朝晩涼しくなってきました。お体大切にしてくださいね。

あたたかく、おやすみください。
むにゃ むにゃ。。。