ｼﾘｰｽﾞ初の長編(85分)で製作に約５年(
)かかってるらしい…おとぼけ(自称天才)発明家ｳｫﾚｽと賢いﾋﾞｰｸﾞﾙ犬(飼い犬というより、二足歩行もするしで、人との違いは喋れないってだけかも…の相棒)ｸﾞﾙﾐｯﾄのお話。
例によって終盤のｱｸｼｮﾝ･ｼｰﾝがすご～い!!!!
(あっ、ﾀﾝﾀﾝの冒険ｼﾘｰｽﾞのｽﾉｰｳｨもﾋﾞｰｸﾞﾙ犬か)
ｳｫﾚｽは害虫･害獣駆除(ｱﾝﾁ･ﾍﾟｽﾄ)の仕事をしてますが、巨大野菜ｺﾝﾃｽﾄを前に兎による野菜荒らし事件発生。
原題 Wallace & Gromit The Curse of the Were-Rabbit
訳すと｢兎人間(兎男)の呪い(祟り)｣
『ﾀﾀﾘｼﾞｬ～』っぽい画像(ﾁﾄ、違うな。市川崑監督｢犬神家の一族｣好きなもんで…)ですが、日本版は明るい絵柄です。邦題も含め、興行的にはソウナルンヤロね。ワカランではナイんだが…
狼男をパロってる訳で、ポスターが怖ゲなのもジョークなんだから、その路線でいくって選択も…う～ん、初めてｼﾘｰｽﾞに触れる方には伝わりにくいどすわな。
ｳｫﾚｽの声は、(ﾋﾟｯﾀﾘだと思うんです、特にﾎﾞﾔｷが…の)萩本欽一。
◎｢ｳｫﾚｽとｸﾞﾙﾐｯﾄ｣の初期三本立てを(映画館ではなく)ｲﾍﾞﾝﾄﾎｰﾙでの映画上映会で見てハマリました。
もともと、NHKの｢ぶ～ば～が～｣、｢チックン･タック｣、｢ニャッキ｣、｢ロボットパルタ｣、｢ジャム･ザ･ハウスネイル｣といった作品が好き(朝のﾌﾟﾁﾌﾟﾁｱﾆﾒ(5分番組)で放送があると録画して見てる)だったんで、面白そうアンテナ(ん、単なる寝癖だわ)がビビッときたのでゴザイマス。(笑)
●第一作｢ﾁｰｽﾞ･ﾎﾘﾃﾞｰ｣'89(原題 A Grand Day Out) 25分
月はﾁｰｽﾞで出来ている！
believe the moon made of green cheese
熟していないﾁｰｽﾞで月が出来ていると信じる＝馬鹿げたことを信じる
という慣用句に由来
大いなる休日。二人(一人と一匹が正)が休日にｳｫﾚｽの大好物のﾁｰｽﾞを食べにﾛｹｯﾄで月面へ出発
ｼﾞｮﾙｼﾞｭ･ﾒﾘｴｽ監督の世界初SF映画｢月世界旅行｣1902年仏(16分)にまで映画心が連想させる(言い過ぎ。ﾒﾘｴｽ映画、見てないし(恥))
●第二作｢ﾍﾟﾝｷﾞﾝに気をつけろ!｣'93(原題 The Wrong Trousers)29分
ｳｫﾚｽの家の間借り人となったﾍﾟﾝｷﾞﾝの正体は…間違ったｽﾞﾎﾞﾝ(ｽﾞﾎﾞﾝって死語？)。ﾋｯﾁｺｯｸ･ﾀｯﾁのｻｽﾍﾟﾝｽってとこから持ってくると“間違えられたｽﾞﾎﾞﾝ(男)”か。ﾄﾚｲﾝ･ﾁｪｲｽがスゴい
邦題は、ｼﾞｬﾝ･ﾘｭｯｸ･ｺﾞﾀｰﾙ監督｢右側に気をつけろ｣'87とかにカケてんのかなぁ。
●第三作｢危機一髪!｣'95(原題 A Close Shave)31分
have a close shave
ひげ(羊毛)をきれいに剃る、かろうじて逃れる。
ｳｫﾚｽは窓拭きの仕事を始めてますが、謎のひつじ連続失踪事件が発生。子羊の(日本役名ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ)ｼｮｰﾝ登場。
こちらは更にｻｽﾍﾟﾝｽﾌﾙ。ｻｲﾄﾞｶｰ･ｱｸｼｮﾝとか更にスゴいことになってます
●そして、｢ｳｫﾚｽとｸﾞﾙﾐｯﾄのおすすめ生活｣'02という10編の短編集(配信作品。これ、見てない)があって、
今のところ、最新作は、
｢ﾍﾞｰｶﾘｰ街の悪夢｣'08(原題 A Matter of Loaf and Death)29分
a matter of life and deathで、生死に関わる問題、死活問題の意味。
loafは、名詞だと、ﾊﾟﾝなどの一かたまり。動詞だと、のらりくらり遊んで暮らすのﾀﾞﾌﾞﾙ･ﾐｰﾆﾝｸﾞ。
ｳｫﾚｽはパン屋を始めてますが、パン職人連続殺人事件発生。
ｳｫﾚｽの声は津川雅彦
Yahoo!映画(をよく見てる)で新作紹介が出た時は喜んだ…が、田舎では上映なし(泣)で、BSで見ました。
◆見てない方は、順不同でも全然良いんですが、製作順に見るとヨリPowerUpしてくのが分かってヨロシイのではないかと。
◆現在、Eﾃﾚ(NHK教育のことね)で土曜に｢危機一髪!｣からスピンオフしたキャラクターの｢ひつじのｼｮｰﾝ｣が放送中です。
録画しちゃぁ、夜か日曜に見てます。
1話7分を3話ずつの構成。
ぐぐると、40話×2ｼｰｽﾞﾝで、全80話。
更には…コレからのスピンオフでｵｼｬﾌﾞﾘ加えた幼い羊のﾃｨﾐｰが主役の｢こひつじのﾃｨﾐｰ｣が話あるんだぁ
