子供の不思議な記憶

子供の不思議な記憶

今年で4歳になる双子のママです。最近、二人が不思議な記憶についてよく語っています。それが本当に不思議な話ばかりで。。。

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私は濡れ衣を着せられるのが嫌で、必死になって、

その女性のブログを、始めから全部読みました。


私じゃない証拠を見付けたくて、必死に探したら、

その女性の足を写した写真が載っていました。

足の指の長さが、形が、私と全然違う・・・。


私はその日、主人に報告しました。

主人はようやく納得してくれて、私に謝りました。

「疑ってごめん」って・・・。


でも、その時の主人の声は、

「思い違いで良かった」という安堵の表現ではなく、

まるで他人事のような、素っ気無いものでした。


私はこの時から、

主人の異変に気付き始めました。

初めて主人に暴力を振るわれた日から、

二人の関係は、余計にギクシャクして行きました。

お互い、必要最低限の用件しか交わさず、

日常的な挨拶も無し。


当然、こんな家庭環境に子供たちを置いておけば、

間違いなく悪い影響を与えてしまう。。。

それがとても心配になり、私は主人との和解を考えました。


「この間はごめんね。。。

あなたの仕事の事を、全然考えずに言っちゃった。

親が喧嘩してると子供にも良くないし、仲直りして、

出来るだけ毎日を楽しく過ごしたいよ。」


主人の機嫌を損ねないよう、慎重に言葉を選んで伝えました。

主人はそれに対して、


「この間は俺も蹴ったりして本当にごめん。

もう絶対、あんな事はしないから。。。

ただ、一人の時間を大事にしたいのは分かって欲しい。

俺もストレスが溜まって辛いんだ。」


静かにそう答えて、逃げるように書斎へ入って行きました。




その翌日、子供たちを幼稚園へ送り出した後、

主人が「話がある」と、私を書斎へ呼び付けました。

主人が占拠するようになってからは、

私や子供は、決して書斎へ立ち入っていなかったので、

初めて入る自宅の小部屋に違和感を覚えながら、

私は主人の言葉を待ちました。

主人は私が隣へ来たのを横目で確認すると、


「あのさ、お前・・・

ユキエってハンドルネームでブログ書いてるだろ?」


と質問してきました。

突然こんな事を聞かれても意味が分からず、

思わず「え?」と聞き返しました。


「このブログの・・・このプロフィール写真、お前だろ?」


そこには私と同じ髪型で、非常によく似た輪郭を持った女性の、

目元を塗り潰した写真がありました。


「似てるけど、これは私じゃないよ?」


本当に私とは別人だったので、普通に否定したのですが、

主人はなかなか信じてくれませんでした。


「見てみろ、30歳で東京在住。お前と丸っきり同じだろ。

それとこの記事、同じ日にお前も新宿行ってたよな?」

「新宿なんて広いんだし、人も多いから、

自分と同じ歳の人が居てもおかしくないでしょ?」

「同じ髪型で同じ顔の人が?」

「この人の顔なんて、正面向いてないから分からないじゃない。

それに、私と同じ髪型の人なんて、数え切れないほど居るよ?」


主人は偶然見かけたブログの筆者を、私だと思い込んで、

私がどんなに否定しても、認める気配がありませんでした。


そして何より厄介だったのが、その人のブログに、

片想いの男性への想いが綴られていた事。。。

「結婚してるのに夫以外の男性を好きになってしまった」

そんな気持ちが、淡々と綴られているブログでした。


主人はこの女性のブログを見付け、

私が不倫をしているのではないかと疑い、こうして呼び付けていました。


「正直に言ってくれ。このヤスって男は誰なんだ?

いつ、どこで知り合った相手なんだ?

今、正直に話してくれたら怒らないし、離婚もしないから。」

「知らないよ!だって、これ書いてるの私じゃないもん。。。」

「もう嘘はいいから。偶然でここまで共通するなんて事、無いだろ。

今ちゃんと言ってくれなきゃ、後から本気で怒るよ?」

「ちょっと待ってよ!本当に私じゃないから!

嘘だと思うなら、ずっと私の事を監視していいよ!

家の中にカメラ付けてもいいから!」


この時の私は、あらぬ濡れ衣を着せられそうになり、

誤解を解くのに、本当に必死でした。

自分専用のパソコンを買ってからというもの、

主人は小部屋に閉じこもり、

ほとんど家族の前に姿を出しませんでした。



それまで物置に使っていた小部屋を勝手に片付け、

私の物を全部リビングに移動させ、

小部屋を自分の書斎として使うようになりました。



そのうち書斎に布団を持ち込み、

私や子供と同じ寝室では、寝なくなりました。



完全に隔離された空間を好むようになった主人は、

ますますネットにのめり込み、

食事中にはネットの話を、帰宅後にもネットの話を、

口を開けば必ずネットの話題を出しました。



「面白いブログがある」

「面白いサイトがある」

「あのサイトは見ておいた方がいい」

「ネットを使えばこんな事まで出来る」



会話の意味の分からない子供たちは、

「お父さん、○○って何?」と聞きますが、

それに主人が答える事は無く、

まるで聞こえていないように、無視していました。



こんな事がしばらく続いて、

子供たちが私の両親の家へお泊りに行ったある日、

私はとうとう、主人に不満を爆発させてしまいました。


「子供の面倒は見ない、会話もしない、

家に帰ってくれば閉じこもってネットばっかり!!

やっと話してくれたと思ったらネットの話ばっかり!!

子供が一日どこで何をしたとか、聞きたくならないの!?

そんなにネットが大事!?家族よりも!?

少しは家族との時間を作ったらどうなの!?

そんなんじゃ、子供たちに嫌われるよ!!

もっと父親の自覚を持ってよ!!」


本当は、こんな形で言いたくありませんでした。

ちゃんと話し合って、前向きに考えて行きたかった筈が、

つい感情的に訴えてしまいました。

主人は露骨に不愉快そうな顔を見せると、

キッと睨みを利かせながら舌打ちをして、

突然、私の胸倉に掴み掛かって叫びました。



「お前は俺と同じだけの金を稼いで来れるか!?

毎日どれだけ疲れて帰って来てるか分かるか!?

家に帰ればうるさい声がして休めないんだぞ!?

子供の事が気にならないかって!?

そんなん嫌でも毎日目に付くんだから、

いちいち報告されなくても分かるわ!!!!

子供のいない日くらい休ませろよ!!!

この家は俺の金で持ってるんだよ!!!

居候は黙って家の事やってりゃいいだろ!!!」



主人の高圧的な叱責で、私は床にへたり込んで泣きました。

その姿に余計腹が立ったのか、

主人は私の背中に一発、呼吸が止まるほどの強い蹴りを入れて、


「ムカツクから外に出て泣け!!!」


と叫ぶと、わざと大きな音を立てて、

自分の書斎へ入って行きました。