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アメリカの学校シリーズ、大学編前回の続きです。
今回も長いので、興味とお時間ある方はお読みいただけると嬉しいです
前回のはこちらを
コミュニティーカレッジから編入
州立大学と同じシステムの中に2年制大学のコミュニティーカレッジがあります。そこで取得した単位を4年制大学へ編入するシステムがとてもスムーズにできるようになっています。
コミュニティーカレッジの授業料は4年制大学に比べて安いため、そこである程度単位を取ってから、4年制大学へ編入・進学する学生も多いのです。
また、サマーセッションだけコミュニティーカレッジに行き、単位を安く、早取りし、4大の単位に移行するという学生もいます。
社会人の学生も沢山
日本は大抵高校卒業してすぐに大学に入る場合が多いですが、アメリカは、一旦就職した社会人が大学に通うことも珍しくありません。特に、州立、公立大学では、働きながら少しずつ単位を取得することも可能なので、10年ぐらいかけてゆっくり卒業する人もいます。
大学で単位が取れずに挫折し、就職し、数年後にまた戻って来るケースも珍しくありません。
シニアの方が単位は取得せずに、無料で授業に参加できるシステムもあり、様々な年齢層がクラスにいます。
出席が重要
人数の多いクラスは、出席を取る代わりに小テストが毎回あったりします。課題も、毎週の宿題に加え、プロジェクトなどの大きな課題と試験がカリキュラムに組み込まれていることがほとんどです。
成績は期末にまとめてつけられるのではなく、提出物を出すたびに更新されていきます。さらに、個人的な課題よりもグループ課題として宿題もよく出題されます。
知っている学生と交流するのではなく、ランダムに様々なクラスメイトとコミュニケーションを取ることが必須であり、日本よりも能動的に動くような教育が重視されていて、授業に出席することがとても重要です。
積極的に発言をする姿勢が成績に影響することもあり、尚更、出席は重視されています。
サポート体制
アメリカでは比較的、教授と生徒の距離が近く、授業の進め方も学生の意見を多く取り入れながら進めていく形式が多いです。多くの教授が学生の和に入り、一緒にディスカッションをしたり、講義の中でも真剣に学生と向き合ってくれます。
また、授業以外にオフィスアワーが設けられ、授業中でわからなかったことを先生に聞きに行ったりできます。
教授とは別に個人指導の制度があり、気軽にアカデミックセンターへ立ち寄って質問をすることができます。そのセンターでは、専門の修士生や博士学生がバイトで雇われていて、無料で快く丁寧に指導してくれます。
生徒一人一人にアドバイザーがついていて、自分に必要な単位の確認や専門学部に関してのアドバイスなどを受けられます。
何事も交渉次第
日本では、何事も規則に従って動きますが、アメリカではとりあえず交渉してみることが重要です。
専攻を決めたら自由に理系と文系のクラスを行き来したりできないので、そういう場合はリベラルアーツという名の独自のカリキュラムを立てて、大学と交渉する事もできるのです。
私が通った大学では、外国語は同じ言語違うレベルを4クラス取るという決まりがあったのですが、私は英語自体が外国語なので、日本人という証明で免除になりました。(知らないでスペイン語2クラス取っていたんですけどね)
また、教育学部の日本語教師を専攻していたのですが、必須単位で日本語のクラスがいくつかありました。でも、日本人なのでその簡単な日本語クラスは取れません。交渉で、本来は他の専攻のクラスである第二言語習得理論と教論を代わりに取得できることになりました。
ネイティブではないということで、先生の授業を録音させてもらったり、テスト中に電子辞典を使わせてもらったりと色々交渉して対応してもらうことができ、ありがたかったです。
就職活動
アメリカは日本のように早くから就職活動し、内定をもらうということは稀です。
そもそも、アメリカには新卒一括採用がありません。アメリカの企業は通年採用を行っていて、終身雇用制を採用していないため、一括採用を行う必要がないのです。なので、欠員がでたタイミングで採用を行っています。
一般的な就職活動のタイミングは卒業前後で、この時期に志望企業へ履歴書を送付して活動を始めます。内定を得るまでの期間は3-4か月程度が目安です。
卒業後、1年程度やりたいことをやってから活動を始める学生や、複数の企業でインターンシップを経験してから活動を始める学生もいます。
就職活動については、いつかもう少しお話できればと思っています。
一般的なアメリカの学校シリーズはこの辺で、別の機会に個人的に経験した色々を少しずつ紹介できたらと思っています。
長いブログにお付き合いいただき、ありがとうございました
See you soon