弟が結婚したのは、弟24歳、まりちゃん22歳の時。

二人目が生まれてから、実家に同居してきて

独身だった私は、ゴニョゴニョ色々あったりで

脱実家→結婚

という作戦を練り、なかなかうまくはいかなかった

けれども、なぜかお見合い練磨の私(ほぼ月2)に

突然の出会いが訪れて…そのまま結婚。

(友人からの紹介)


スピード婚により、

義家から受けたひどい話は、

涙なしでは語れないほどだけど


今は置いといて…

その出会いである『夫』の血筋

まあ、ひどいもの。


今回も、まりちゃんのことで

ざわつかせてくれたのですよ。


2月に、義家に行ったとき

余命宣告のことは話してましたが、

義父『緩和(麻薬)したら二日目に○ぬ!』だとか、

『そりゃーもういけんわ!』とか

弟が聞いたら卒倒するような言葉を投げ面う。


義母のすぐ下の妹さん、

1月に卵巣癌で亡くなった。

発覚から2年。

その人のことも、


『緩和行ってすぐだった!

ステージ1だったのに全身転移。

医療ミスだ!』と、騒ぐ騒ぐ…。


とにかく、暴言、暴語あたりまえの義両親。

夫も、昔はいきなりキレる人で、クラクション

鳴らされたら飛び出してオラオラ行く雰囲気あった!

人見知りのおとなしい寡黙な男…じゃなかった。


人が悲しむようなことをマウント取って放つ

義の血筋の面々。

今回の葬儀のことは、弟と相談して義家には

事後報告にすることにした!


また、癌のうんちく

癌患者が亡くなる知ったかぶりマウントなど

ぶちこんでくるとおもったのと、

きっと葬儀にきて、どや顔…

そして、いつまでも話題にされると思ったから。


義母の妹さんのときは、

『お世話になったんだから、香典しろ!』と

癌だったことさえ知らなかった私に、

訃報に驚くことさえ許されず

金出せ!電話。


詳しい話、なにも教えてくれてなかった。

義父は、爆発しまくる永遠の爆薬だと思う。

そんな義の血筋たち。

(うちの子どもにも、約1名その血が濃いのが…)



さて、前置きが長くなったけど

今回、まりちゃんの葬儀に夫は呼ばなかった。


大阪に居るから、弟も来て欲しいとは言わず。

来ていても、役には立てなかったはず。

言われないと、動かない人だから。


それでも20年同じ『嫁と婿』の立場で

実家と関わってきたこともあるし

弟一家とは、家族みんなでキャンプしたり

バーベキューしたりと、

『家族』メンバーだった。


夫にはLINEでまりちゃんの

ことは報告してた。


危篤の知らせは、余命一週間告知の二日目で

週末土曜日、大阪行ったその日の夜だった。

火曜日の仕事休みの日に、お見舞い予定してた。

あわててとんぼ返りしたから

夫は状況も知っていた。


明け方亡くなったときも報告したけど

その後も状況報告したけど、

関心がないのかほとんど既読無視。


お通夜の夜、弟が布団に横たわるまりちゃんの

横に(畳に)同じように横たわった。

写真撮って!と頼まれたので撮ってあげた。

手もつないでる。


そこには、辛いとつぶやく弟がいたけど

だんだんとお別れへの道を、

受け入れる濃度を、濃くする弟が居た。


調子に乗ってやったことではない。

その控え室に居たのは、心ゆるせる人だけだった。

みんな、もう弟が何をしても

優しく見守っている状態。


そんな弟の姿を、夫にLINEした。

いきなり返事がきた。


弟を全面否定

死者への冒涜行為 あっちの世界に弟が

引き込まれてしまうだろ!


とか?


あ…そういうこと?

その画像に映し出されている

にじみ出ている穏やかな哀しみは

あなたには理解ができないのね。


死後の世界も、宗教も、霊も魂もUFOも

非現実なものは、信じない夫。


『この12年間、1日たりとも

心の底から不安が消えた日は無かった!

今は、そういう(いつか亡くなってしまうかも)

不安は無くなったけど、辛い、辛すぎるわ。』


来てくれた人に話す弟。


夫と義家には、安らかで穏やかで

温かみある血は通ってはいない。


葬儀の祭壇の画像も、夫に見せたけど

お悔やみさえ…口にしない。

夫の名前で供えた盛り篭、名前入りの

それを画像でLINEしたけど、無視られた。

私の名前ですればよかったと思った。


形も大事だけど気持ちも大事!

世帯主としてしたけど、なんかモヤる。


弟が、どれほどまりちゃんを愛していたか

今回、亡くなってからさらに皆が理解をした。

お棺に入れた手紙も、熱い内容だった。


誰かが、夫とはいつか別れたら?と言った。

末娘だったかな?

義両親がいなくなれば、その選択は

ありかもしれない。

今回のことでも、『情』が欠乏していること

丸わかりだったから。


子どもたちは、段々とそれに気づいている。


『思いやり、愛情、優しさ、癒し、奉仕』

どれも、夫一家にはみあたらない。


血は水よりも濃いから

これからも、私の修行課題。


約1名、義家似の子だけは軌道修正必要だけど、

その子以外は夫を反面教師として『情』は

育っている…と思う。


血筋はどうしようもできない。

人として、どう素直に正しく清く生きるか…を

心に刻み込んでほしい。


二十歳までは親の子だと思う。

親子の会話(夫の家は会話が無い家)は

これからも必要。


善い子に育って欲しいと願う。