心とファッションのカウンセラー
ふたばです。
失敗したくない
こんな想いが強い私。
前よりは弱くなっているけど
まだ確実に残ってる。
そんな私が、
めちゃくちゃ失敗してるのに
失敗したせいで無駄になっている物事がいっぱいあるのに
その失敗を屁とも思っていない、
実に軽やかに失敗している分野があることに気が付いた。
*****
何かを一から作ろうとするとき、
その出来上がりイメージと設計図は一応考える。
イメージを絵で描いてみたりすることもある。
でも、
「こんな感じかな~」ってくらい緩~いイメージ。
かなりアバウトなイメージ。
事前に緻密な所までは考えていない。
っていうか、考えられない。
実際に作ってみないとどうなるか分からないから。
ほとんどの場合
作りながら考えて、作りながら調整する。
思ったように出来なかったところはやり直し
やり直しが不可能な場合はそこから軌道修正を図り
最終的に自分が納得できる状態に持っていく。
出来上がったものは、
アバウトに描いていた最初のイメージとなんとなく近いけど、決して同じではない。
でも、
見るだけでついニヤニヤしちゃう
手に取るだけでついニヤニヤしちゃう
既に愛着のあるものとなる。
*
よくよく考えると、
思ったように出来なかったところはやり直し
やり直しが不可能な場合はそこから軌道修正を図り...
これ、失敗じゃん!
明らかに失敗してるじゃん!
失敗したからやり直すわけだし
失敗したから軌道修正が必要になってるわけだし。
でも私自身、
「失敗した!」という感覚が無い。
思ったようにできなかったから
ただやり直しただけ。
納得できる仕上がりにするために
ただ軌道修正しただけ。
失敗したくない私が、
ものづくりにおいては
なぜにこうも軽やかに失敗できるんだろうか?
*****
先週から取り掛かっていた革の手帳カバーが、
ようやく出来上がった。
試し縫いは出来たのに、本番ではミシンで縫えなかったり
慣れない工具で変な所に穴開けちゃったり
縫い目が揃わなかったり
仕様を間違えたり
失敗の連続。
でも、
潔くミシンは諦め手縫いに変更し
変に開けた穴をボンドで塞いで新たな穴を開け直し
何度も縫い直し
その都度仕様を変更し
最終的に納得できるものに仕上がった。
アバウトに想い描いていたイメージとはちょっと、いや、かなり違うけど、
完成した満足感はひとしお。
なにより、
失敗からのリカバー含め
作ってる間がめちゃくちゃ楽しかった。
*****
思ったようにできなかったらやり直せばいい。
最終的には納得がいくものが出来上がる。
ものづくりに関して、私はこう思っている。
失敗することに
やり直すことに
恐怖が無い。
だから、
とりあえず作ってみよう!ってなる。
納得できるまでやり直す覚悟が
自然とできている。
出来上がるものは、
そんな納得を重ねた
自分の想いの詰まった一品となる。
*
マスク、ピアス、革小物、お次は木箱...
久々にものづくりにはまって気が付いた。
失敗全てを怖いと思っているわけではない
ということを。
我ながらちょっと安心。
ならば、
ものづくりと同じように他の事も
軽やかに失敗しようじゃないか!
まあでも、
直ぐにはそこまで軽やかにはいけないかな。
じわじわゆっくり、浸透させていこう。