18  ぴゃん 様 | 寄席ミシュランガイド

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勝手に星をつけちゃう失礼なブログ

みなさんこんにちは。

寄席ミシュランガイド主筆のディラ子です。
梅雨入りしたのに、雨が少なくありがたいような心配なような。
降らなくて済むなら、それにこしたことはありませんが、
しとしと降る風景というのも悪くないものです。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

先日、「第4回ボケキング」が開催されました。
裏では、「第1回スベキング」も開かれたようです。
この流れは「紅白歌合戦」に対する、「年忘れ!にっぽんの歌」のような
イベントにイベントを重ねる祭りの相乗効果を感じさせます。
ボケキングが寄席のイベントとして定着し、それに新しい潮流が
加わる事で、もっと寄席が楽しい空間になるのではないでしょうか。
関係者と、皆様大変お疲れさまでございました。

さて、今回ご紹介いたしますのはこちらの御仁


ヨセばいいのに、寄席ミシュラン


第四回ボケキング、寄席の修験者こと、ぴゃん様です。

冷ややかな目線と口数少ない印象をお持ちのぴゃん様は
第四回ボケキングという大きな山から降りられると、私にポツリポツリと
話し出されました。

「平坦なボケより、エッジの効いたボケに登りたい。」

あらゆる方向に視点を注ぐ事によって、
想像力を喚起させるボケを展開しながら数を打たないスタイルは
純度と緊張感を失わないようにする方法なのでしょう。
その為の修行を怠らず、険しい山を自問自答し進んで行く。
自ら、天才タイプではないというぴゃん様は、ボケを試して磨きをかける。
ピグに限らず他の大喜利にも参加される姿は、貪欲なのかと
思わせられましたが、どうにも違ったようです。

「修行して迷妄を払い験徳を得る」

己の名声というよりも、高みに昇る感覚を手に入れる為の修行。
それで手に入れたモノによって、その場に居る人間が楽しめるなら
これほど幸福な事はない。
ぴゃん様が求めているのは、笑いが人間に与える可能性なのかもしれません。

海外で修行したシェフのひと味違う味わいは、
派手さはなくとも、口にした瞬間に他との違いがわかるはずです。
寄席にて是非、ご堪能くださいませ。

ジャンル ボケ

外観   ★★★☆☆  横山やすしばりのキャプテン帽
お味   ★★★★☆  山椒は小粒でぴりりと辛い。
探究心  ★★★★★  この船で漕ぎ出そう!