アラン著 古賀照一訳 「3」 白水社
感情・情念・表徴
第76章 会 話
社交生活には礼儀と会話があり、とても重要で大切である。
特にこの二つが人間愛としての礼節である(礼儀・社交場のルール)
礼儀とはつまり気配であって相手に対して自己の身を変化させてまでも
身を屈するようにまず相手の意見を承認することである。
これが善行の掟である。
いくら礼儀らしく振る舞っている態度や言動でも
反対意見を述べ生真面目に言いたいことを述べるそんな相手への姿勢は
思想の死を意味するものだ。
会話の中での儀礼とは、言葉を慎むことである。
予見されている規制された言葉と動作しか表に出さない態度で接することが
尊敬すべき儀礼なのである。
嫌な相手がいない時に相手のことと話すことは相手をこの場に登場させることに等しく
しかも相手が正しいことを証明してしまうようなものだ。
皮肉はそういうものだ。
2025年8月23日 新城市 鳳来の森
2025年8月23日 新城市 鳳来の森



















