最近の犬のトレーニング方法は、人間が犬のリーダーになるというものから、犬に選択肢を与える方法へとシフトしているように感じます。
そもそも犬だけではなく、人間と暮らす動物たちは、選ぶ自由が極端に少ない生活を強いられています。
ご飯や散歩の時間も選べないし、お留守番の時間も選べません。
そんな生活の中で、少しでも選択肢を与えて、選ばせてあげることが大事ではないでしょうか。
呼んだら、来る？来ない？(来なくても、動物の意思を尊重する)
遊ぶ？遊ばない？
どのおもちゃで遊ぶ？
お散歩に行く？行かない？
お散歩でどっちの道に行く？
（まっすぐ進むだけがお散歩ではありません。戻ってもグルグル同じ場所を歩いても良いのです
）
・・・などなど
もし自分が選択肢を全て奪われて、命令ばかりされていたらどうでしょう？
私だったら反抗心を持ってしまいそうです
でも、命令されることが当たり前になってしまったら、疑問にも思わないかもしれませんね。
だって、考える自由、反抗心を持つ自由すら奪うのですから。
選択肢を与えることが大事なのは犬や猫だけではなく、哺乳類全般に言えるそうです。
コラム
「なぜ犬に「選ぶ自由」を与えることが大切なのでしょうか？」（犬のココカラ）
上記のコラムでは、ハズバンダリートレーニングを例に挙げています。
犬だけではなく、猫にも同じ方法でトレーニングができます。
猫のしつけを考える人は犬よりも少ないと思いますが、病院に連れていけない、爪や歯のケアを十分にできない、という悩みを持っている方は多いと思います。
でも、健康のために“しつけ”というか、ハズバンダリートレーニングを生活の中に取り入れてみてはいかがでしょう。
トレーニングの開始は、何歳になっても遅いということはありません。
猫のトレーニングHappy Cat
猫さんの家出を防ぐためにも、たくさん選択肢を与えて、室内でも十分に楽しさを感じてもらえるように工夫するのは大事かもしれません。
安全だけど毎日退屈で刺激がない生活でも満足してくれる猫さんなら良いですが・・・そんな子ばかりではないでしょうからね。
ぜひ動物さんと人間、お互いにとって楽しい生活のために、ご自分のできる範囲で与えられる選択肢を考えてみてください。
あまり大きな変化を起こす必要はありません。
無理をしても長続きしませんから、無理なく出来る範囲から少しずつ試してみてくださいね
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