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詩【 夕暮れ散歩 】

【 愛が重なり合う夕暮れ散歩 】



春も暮れゆく夕暮れの
穏やかな風は吹きわたり
辺りに咲きし草花の匂ひ
体に受けつつ    夕暮れ散歩


貴方に酔うて花の匂ひ忘れし
夕暮れ散歩のほろ酔い加減は
頬の薄紅色に


貴方というお酒を飲みたようになり
我はほろ酔い加減になりて紅色
我を酔わせる貴方というお酒


夕暮れ散歩の風吹きわたりて
暮れなずむ空に隠れたり
我が頬の紅色は    貴方に酔うて
いつまでも貴方ひとりに酔うて


いつまでも貴方にひとりに酔うて


気がつけば
貴方の心は私の心と共に体に染まり
二人ひとつになる春の夕暮れ時


貴方が私に愛を告げる夕暮れ時
愛が重なり合う夕暮れ散歩