{6CB4AB03-41AC-4DD5-A88B-2387463B70B7}



詩【 愛の花はいつも 】



愛の花は
常に現実の中でこそ
大輪の花を咲かせる
秘かに息をして繋ぎあい
貴方と私の愛が咲いたように


種子は現実の中で
秘かな息を繋ぎ咲く日を
待っていたからこそ
大輪の花は咲くのだと


世の人はいつ知るのだろう
幻想の中に
愛は存在しないという事を


世の人はいつ知るのだろう
現実の確かな視線の先で
愛は奏でて
愛の花は咲くという事を


愛は花は生命の花
それは現実の中で
やがて
紡がれていくのだという事を


愛の花は生命の花
現実の中で愛は花ひらく


与えるのが愛ならば
それは現実の中でこそ


与えるのが愛ならば
現実という中で
恐れずに差し向けるのが愛


幻想の中では
与えたはずの愛そのものすら
幻想の中へと消えてゆく


幻想の中で咲く愛の花は
幻想花でしかないのだから
やがて
幻想の中へと消えてゆく


一つの種子は
愛という太陽の光で花開き
それらは    全てが
現実の中でこそ確かさの愛となり
生命の花となる


そうして
二人の心は結び合い
こうして   愛の花ひらく


【 私に愛の種子を与えてくださり
そうして
二人の愛の花を咲かせてくださった
そんな貴方に感謝を込めて 】


そうして   このように
現実という中でこそ    二人の
愛の花は咲き開くということを
私に教えてくださり
私は貴方に感謝を込めて告げる日


貴方に向けて   ありがとう    を今
二人の愛が咲いた今の   この時に


二人の心と
二つの愛が
ひとつの愛の花となって
愛という大輪の花を咲かせる今