{6DAA4E97-D9E3-4922-987C-4DD0A24F4D1F}



詩【 育む旬な自然の中で 】

【 春の小川は流れし 】
〜〜 自然への詩 〜〜



大地で育むかのように
小さきものたちが
声をあげて時の季節の針を
少しづつ動かしていく


春には春の
旬な草花の時を奏でて
生まれたての若葉の芽吹きすらも
聴こえぬぐらいの音を奏でる


澄んだ川の流れが
水音の背景を奏でては
冷たさ残る滴りを
生まれたての草花に飲ませる


それらの水音を聴きながら
手を差し入れると
春の訪れらしき針が
時を刻む絵図に出会えて
我が体内と心の中に
小さき声が生まれ出る
愛しき    愛しきと言って


旬な草花と
旬な川の流れが返答する
我が心へ向けて
愛しき   愛しきと


そうして
自然の中に生まれ出る
様々な芽吹きの声が
我が体内に吸い込まれ
春の澄んだ空気をもらい


冷たさ残る川の流れが
我が心に語りかけてくる
愛しき   愛しきと


自然からの小さな声と
小さきものたちが
語りかけてくる話し声が
我が心をつくりあげる


旬な自然の中に住む
小さきものたちが傍らで
我の心の居場所をつくり
両手を差し向けてくる


いつの時も
愛しき   愛しきと