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詩【 朧月夜 】

【 貴方と私の朧月夜 】



貴方と手を繋ぎ歩く菜の花の
匂ひはあれども
心に映りし   貴方の横顔を
ちらりと眺めし
気になるは
貴方の握る手の強さに
思わず忘れし菜の花の匂ひかな


貴方と手を繋ぎ歩く菜の花の
匂ひ身体にまとわりつき
酔うたよふな心地の
頬の薄紅色が気になりし
我が耳が熱ければ


貴方が肩を抱きしめ歩く菜の花の
匂ひ身体に染み付きて
酔うたよふな顔の   我の頬を
春風吹きし
心地良き日の我に
いつぞやの
懐かしき出逢った時の想ひ
思わず   よみがえりし    熱き頬に
春風吹く    朧月夜


いつぞやの    街の夜
肩をいだきし   貴方の手の強さに
我が心も身体も   想ひも
貴方の肩に傾ける心地良さ


菜の花の匂ひ二人にまとわりつき
酔うたよふな心地の
我が頬の薄紅色が気になりし
我が心も熱ければ
春風吹く    朧月夜


我が心も熱ければ
春風吹く   朧月夜