「稼ごう」と考えるのは貧者の発想にすぎない
お金を増やすプロであるゴードンは、Tさんにこう教えたのです。
「稼ぐな、集めろ」と。
大富豪と私たちとでは、「お金を増やすための発想」がまったく違います。
一般的に言われている資産構築では、お金を「稼ぐ→増やす」という順番になっています。まずは元手を稼ぎ、それを投資によって増やしていくのが一般的でしょう。
しかし大富豪は、そうは考えません。
「どうやって元手を稼ごうか」なんて1ミリも考えていない。
そうではなく、「どうやって元手を集めようか」「どうやって借りようか」と考えるのです。つまり、資産構築は「集める(稼がない)→増やす」という順番になるわけです。
資産構築して「億り人」になりたい人は、元手となる資金を「まず稼ぐ」という発想を捨てることが必要です。そうではなく、「まず集める」という意識を持つこと。そのマインドチェンジができた瞬間に、「億り人」とFIRE達成への道が始まると私は考えています。
一方で、会社の経営者として成功し、お金持ちになった人は、次のように「稼ぐ→増やす」の順序を追っている方がほとんどです。
「① 働く→②人を雇って働いてもらう→③資金を調達し会社を大きくする→④株主として投資家になる→⑤成長させたビジネスを売る」