今回、5月26日(日)〜28日(火)の日程で、岩手県にある「金色堂」で有名な中尊寺を参拝してきました。

 

 

まず金色堂という建物は、そのお堂に貼り付けられた金箔を風雨から守るための覆堂(おおいどう)という建物の中にあることを、皆さんご存知でしょうか。

(ですので、上の写真はその覆堂です。)

私はそのことを数年前に知りまして、今まで見たことのないその堂宇配置や建築形式を是非一度見てみたいと常々思っていました。

そしてやっとのことでこの度の機会を得て、足を伸ばしてきた次第です。

ちなみに、私の知り得る限りでは、この中尊寺や金色堂と時宗開祖の一遍上人の接点は全くありません。

 

さて境内駐車場に車を停めると、まず係の方に境内図をいただきました。

 

 

なるほど、そうか、金色堂は中尊寺のご本堂ではないのですね(不勉強…)😓

なので中尊寺本堂に向かう参道の途中には、その他にも色々なお堂がありました。

そしてその参道のゴールはご本堂ではなく金色堂でしたので、とりあえず私は先に金色堂へ。

 

さあ、拝観料をお納めして、いよいよ金色堂のある覆堂へと向かいます。

と、その前に、ある方から聞いた場所を探して…

 

 

ありました!

私たち時宗の数珠の起源がここに!

こんな所でこんな勉強ができるとは、これが研修旅行の醍醐味です。

 

さて、では再度緊張しながら、入堂します。

 

(堂宇内は撮影禁止)

 

(しばし、沈黙 ー そして感動)

 

ちなみに一番上の写真の覆堂は、金色堂を自然風化から守るためのものと先程書きましたが、防犯対策や営利目的のようなものではありません。

ただそれがとても神秘的な空間を創り出す装置となり、本当に極楽浄土にいるような感覚になりました。

(金色堂のご本尊は阿弥陀如来です)

そして、先日亡くなった親友がそこに居るんだなあ、と突然思えて涙が出ました。

あ、また故人的な内容を書いてしまいましたね、すいません。

 

その後「讃衡蔵」という宝物館を拝観し、立派なご本堂にもしっかりと参拝することができました。

また宝物館で少しお話させていただいたスタッフの方、色々教えていただきありがとうございました。

そのスタッフの方に少しお話しましたが、今回のこの中尊寺参拝の一番の目的は、実は覆堂の方をじっくり見ることでした。

何故なのかは今はまだ書かないでおきますが、とりあえず未来の普照院のため、とだけ記しておきます。

 

全然金色堂について書いていないブログになりましたが、個人的にはとても勉強になった参拝でした。

 

合掌

 

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