本日午前11時より、「月参法要会」をお勤めさせていただきました。

お申込みいただきましたお家の皆様、無事勤修できましたのでご安心下さい。

 

また今月も、命日法要や回忌法要などを含め多くのお供養の申し込みがありました。

皆様の篤信に感謝申し上げます。

 

本日は法要後に、土日10分間法話を行いました。

内容は、時宗季刊誌「遊行(ゆぎょう)」お盆号冒頭『お盆について』の解説でした。

 

日本人は古来より、お盆を大切にしてきました。

そのお盆の季節に、お寺では「お盆の諸行事」と「お施餓鬼の法要」を行うことが多いと思います。

当寺院でも、例年8月初め頃より各家をお回りしてお経をお唱えする「お盆」行事と、「お盆の送り火」(8月16日)の日に「大施餓鬼法要」をお勤めします。

この二つの行事は似てるようですが、全く起源が違い、特に施餓鬼法要は季節と関係無く本来お勤めされるもので、たまたまお盆の季節にお勤めされることが多いと言うだけです。

 

しかし、この二つともがその始まりがインドであること、そしてお釈迦様の直弟子を由来とすることは同じです。

つまりインドから伝わった仏教本来の行事と言うことです(ちなみにお彼岸は、日本仏教だけの行事です)。

そして、ご先祖様をお供養すると言う意味においても、同じ趣旨の法要となります。

 

最近は、実社会の中での「繋がり」〔横の繋がり〕が希薄になってきていると言われています。

また自分たちのご先祖様との「繋がり」〔縦の繋がり〕を蔑ろにする考え方も、ネットなどを中心に目立ってきています。

このお盆の季節は、それら縦横の繋がりをもう一度見直す期間にしていただければと思います。

 

それでは次回は、8月1日(火)に予定しています。

また、合わせて今後も檀信徒の皆様にこの法要がさらに周知され、お参りに来ていただく機会が増えることを願っています。

来月も何卒宜しくお願い申し上げます。

 

合掌

 

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