こんにちは。「髪も切る」田中です。
先日、一つのことに絞っていいの?というテーマでお話をしましたが、美容室についてなぜ一つに絞ると危険と感じたかの根拠のお話をしたいと思います。
「市場規模」とは簡単に言えば日本全国の美容室の1年間の総売上と思えばいいと思います。
金額が大きすぎるので1ヶ月に換算すると1250億円です。
そして全国の美容室の数は25万件と言われています。
実際には廃業届を出していないサロンもあると思うので実際の美容室の数はもっと少ないと思いますが、まずはこのまま計算してみます。
そうするとなんと、1店舗あたりの月間売上がたった50万円になってしまうのです💦
皆さんがイメージした金額よりはるかに少ないのではないでしょうか。
その常態で以下のコストがかかったらと仮定します。
家賃 150000円
人件費 200000円
仕入 50000円
通信費 10000円
水道光熱費 40000円
広告宣伝費 50000円
タオルリース 20000円
雑費 10000円
最低限のコストで計算しましたが、それでも月間コストが53万円です。
マイナスです💦
これが市場規模から算出した
収支イメージです。
今まで通りの美容室経営がいかに危険かイメージできたのではないでしょうか。
まあ、この数字は信用性が低いので、別な角度でのお話をします。
先程、市場規模が1兆5000億円といいましたが、それぞれの美容室はこのシェアの奪い合いをしているだけなのです。
そしてこれからは日本人の人口がみるみる減っていく時代に突入します。
今までも少子高齢化とずっと言われてきましたが、そんなの序の口です。
2015年が日本の人口のピークで、約1億2800万人です。
2019年は約1億2600万人でまだ200万人程度しか減っていません。
しかし同じ5年周期後の2025年には1億2000万人ということで今より600万人減ります。
2025年にいなくなると予測される600万人の60%が現在、仮に美容室に月平均3000円お金を支払っていたとしたら2025年には今より毎月108億、年間にして1296億円市場規模が下がることになります。
これはあくまで仮の話ですが、どう考えてもこのままで行くと加速度的に市場規模が縮小するということです。
そんな中、どうやって業界を拡大していくのかが課題となります。
僕はこの美容業界の課題解決に挑戦し続けていこうと思います。
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