つないだ手を放してどこまでも。 | マミィは社長でシングルマザー

マミィは社長でシングルマザー

シングルマザー歴10ん年目。会社をつくって9年目。編集の奥深さにおののくコピーライター&編集者の、雑然かつ無鉄砲でゆるーい日々のもろもろ(ほとんどがコドモにぶんぶん振り回されているおはなし)と、ときおりココロのなかをつづります。

一昨日、弟家族と食事をしたあとの帰り道。


3歳の甥が、ベビーカーに乗らず、パパの抱っこも断り、歩くという。


最初は手をつないで歩いていたもの、パッと離して

1m、2m、先をずんずん歩いていく。


何かあってはいけないと追いかける弟が一定の距離に近づくと

くるりと振り返って「こないで!」と駆ける。



一定の距離を保って、後ろからついていくと

携帯ショップの前で、またパッと振り返って

「ここにふうせんがありますよぉ!

(割れると)あぶないのできをつけてくださーい!!!」と叫ぶ(笑)



ちょっと広いところに出ると、スピードが上がり


2m、3m…


距離があきすぎると「こっちですよ!」と振り返る。


おばさんを家まで案内する

ちいさな背中のなんと誇らしそうなこと!




弟家族と食事をする前に見た娘の背中もそんな感じだった。


すでに弟の家に居候を決め込み東京滞在を満喫しており

1週間ぶりに母とあった娘は、大学生の先輩たちに

囲まれて、いつものあの「いつも笑っている」顔だったけれど

ちょっとだけ標準語になっていて、ちょっとだけキリっとしていた。



演奏の前だったので、話はほんの数分。


「じゃーな!」と練習室へ消えていく。



あとで先輩に聞くところによると「いつもより何倍も大人しく

まだまだ”トーキョー”の空気に呑まれています(笑)」な

様子だったそうだけれど、1週間はあっという間で

さみしいと思う余裕もないくらい忙しかったそうだ。






親というものは、コドモを子ども扱いしがちで。


いつもいつも見守ってあげなければ。と思う

どうしようもない生きものだけれど。


彼らは、いつのまにか成長し、自分の世界をつくる。



3歳には3歳の、17歳には17歳の、世界があり、誇りがある。



ちいさいころは、不安になるたびにぎゅっとつないでいた

その手を放し。3m先の冒険は1週間の冒険になり、

やがて3か月、1年とその背中を見る日が減っていくだろう。



追いかけて手を伸ばせばすぐそこにいた子も

800㎞の距離の向こうで、かわらずに笑うようになり

いずれは、地球半周分離れるかもしれない。









親ができるのは、ふりほどいてでも駆けだそうとする手を

絶対に離さないことではなく。


いざという時に駆け寄れるようにしながら

手をすっと放してあげることなんだな~と思う。



ちょっとさみしいけれど。もう、あのちいさかった手は

大きくなり、自分で選んだ何かをつかめるのだから。


自分がいなければこの子は生きていけない、と自分自身を

奮い立たせた日と同じようにぐっと握りしめることをせず

手を緩めておこう。振りほどかれる前に(笑)





あ、でも。


いつでもつなげるようにポケットからは出しておくよ。