耐震強度偽装事件で国土交通省が設けた緊急調査委員会は26日、建築確認で姉歯秀次元建築士の偽装を見逃したイーホームズ、日本ERIの検査機関2社と2自治体の計4者を呼び、事情を聴いた。4者はいずれも「現行制度では構造計算書の偽造を見つけるのは難しい」と述べた。

  なぜ偽装を見抜けなかったのかという委員の質問に対しては「偽装を見抜くには現在の何倍ものコストが必要だ」、「建築確認は構造計算書と図面の整合性を見るもので、十分な耐震性があるかどうかを見るものではない」などと述べ、自らの過失は大きくないという主張を繰り返した。彼らの責任逃れの論理を聞いていると、被害者はまるでパクリ屋に引っかかったカモのようなものである。誰が悪いのかと問い詰めても、誰も責任を取る気が無い。時間を稼ぎ、倒産したり夜逃げをしたりの繰り返しで補償をするつもりは毛頭ない。