トリンプ・インターナショナル・ジャパン
根回しは方向性の決まらないままに、関係部署同士がそれぞれの言い分をぶつけあうから、なかなか結論に達しない。何かしら決まっても関係部署の面子を立てただけの妥協の産物にすぎず。問題は何も改善されないまま。
これではいつまで経っても仕事は前に進みません。そもそも会議はいったい何のために行なうのでしょうか。
会議の目的は、「誰が」、「何を」、「いつまでにどうやるか」を決めることです。と書かれているが会社によっては会議の目的は、根回しの成果を発表する場であって、時間をかけて社内の意見をまとめてゆく。または責任の所在を全体に転化して、失敗しても個人的責任問題にならないようにする保険としての会議。つまり何のために会議をするかというところで違いがある。吉越社長の会議とは仕事を早く片付ける方法である。担当責任者を決めてデッドラインも設定されているから、できないともちろん責任問題になる。担当責任者にとってプレッシャーはあるが、やりがいもある。することを決めてもらうと動きやすいし無駄がない。だからスピードのある仕事ができる。会社も儲かる仕組み。個人にとっても誰が結果を出したか分かりやすいから、うまくやれば評価してもらえる。しかし、役所とか大企業になるとスピードより、大きい分だけ内部調整に時間がかかり、スピードのある仕事ができなくなり、進歩が止まってしまう。短い会議で、大きな結果を出し続けているトリンプ・インターナショナル・ジャパンという会社は、立派だと思うが吉越社長の力量によるところが大きいのではないだろうか。吉越社長がいなくても企業文化として根付いていけるのかどうか。普通の会社では、とても2分以内で仕事の決断はできない。しかし1回の会議で少なくとも結論が出るのが当たり前という会社でないとこれからの時代は生き残れないのではないだろうか。