関係者の皆様
3月31日、石川県輪島市、門前町諸岡地区へボランティアへ行ってきました。
片道5時間。6時に伏見を出発。11時に到着しました。
天気は快晴、海がとてもキレイな町です。
2月に行った際に被災した方とのお話の中から
私たちにも出来る事がある、
しなきゃいけない事があると痛感し
現地の方々と連絡を取り合える体制を整え、
準備をして実現しました。
偶然なのか、必然なのか、チーム内には輪島市出身の保護者様
がおられたり、スポンサー企業様の社長様の奥様のご実家が
隣町だったりと今回の企画を準備する中で知る以外なご縁は
いろんな方の期待を背負う形となりました。
現地に水道はまだ来ていません。
被災地中心部から最寄りの道の駅でトイレを済ませて
11時。いよいよ入っていきます。
道路はうねり、家屋は1月1日からそのままのようです。
地震から3か月。想像をぜっする世界があります。
現地到着後
今回のお手伝いは2つのグループに分かれる事になりました。
1つは農業用排水路の整備です。
道路の整備、上下水道の復旧、家屋の再建など
優先順位の高い順番で整備はされているようです
今回、私たちもそういった作業のお手伝いなのかな??
と思いつつ現地に入りました。
今回の地震で、地面が4~8メートル隆起したらしく
水田、畑、農園においては給水路・排水路が分断されました。
優先順位の高いインフラ整備でさえ全くと言っていいほど
進んでいない中、畑の縁にある溝に水が流れるようにする作業は
「10年先でも誰もやってくれない作業かもしれませんね」
とここのオーナーの大倉さんは言っておられました。
この大倉さん(81)大学は京都の同志社大学だったそうで
当時からラグビーは大学の花形スポーツで、ご自身も少しだけ
ラグビーをやった事があるらしく、はるか京都の伏見から
ラグビー選手が来てくれた事を本当に喜んで下さっていました。
地道な穴を掘る作業。みんなほんとよくやってくれました。
止まっていた水は流れるようになりました。
この場所の被災前の写真を頂きました。
17年前にも大きな地震で被災し、その復興シンボルとして
人気のスポットだったそうです。
「水が流れないとボウフラがわいて全てがダメになる所だった」
しみじみと語る大倉さんの言葉に
人の支えになる事の大切さを痛感します。
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