この、青春小説を書いてみる……という一種の創作ノートは、作品を書く上で発生してくる種々雑多なファイルをどう整理するかも一つの課題でありました。

 これまでは、資料とテキストファイルを作品フォルダに放り込んでお終いでした。

 テキストファイルをアウトラインプロセッサで書いていたこともあって、一つのファイルの中に階層的にファイルが並んでいく形になっていました。

 

 全文→ 一章 → 一節 → プロットやメモ


 ひとつのテキストファイルの中に複数のテキストファイルが、階層的ですが、混在している形です。

 当然ですが、階層の中の特定のテキスト(小さなファイル)だけを呼び出すことはできません。

 時間が経つと、ファイルそのものの存在を忘れていたり、つい上書きする可能性もあります。

 一方で、小さなファイルを独立させてしまうと、ファイル数が膨大になります。同一フォルダの中に入れて置いても、関連性の強弱が不明になっていったりしていきます。

 テキストファイル同士のリンク付けをしておけばいいのですが、【怪しいおやぢ】には少々難しかったりします。ご存知のように、資料用の画像ファイルや、様々な種類のファイルもあるので、データベースを使って管理するのがいいのですが、【怪しいおやぢ】的には構築に難がありました。


 そこで、今回あれこれ模索する中で、アイデアプロセッサーを使って、リンク付けすることにしてみました。

 おおまかな概念図です。 
 
不思議草紙~【怪しいおやぢ】の江戸奇譚+α-リンクライン (クリックで拡大)

 ストーリーラインをベースにリンク付けしていくわけです。

 
 
不思議草紙~【怪しいおやぢ】の江戸奇譚+α-美術館1031
 これは、美術館のシーンですが、中央の美術館ブロックの右上、前半プロット・美術館プロットの各テキストファイルへのリンク付けができています。

 同じく、ブロック内の『美術館入り口』も、テキストファイルへのリンク付けができています。

 クリックするとファイルが呼び出されるわけです。

 現在、これでなんとか凌げるのではないか、と甘いことを考えている最中であります……。

 ちなみに、『美術館入り口』のテキストファイル(一部)は以下の通りです。

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――なんかイヤだ。
 龍悟は躊躇《ためら》った。――どうしても入りたくない。
 緩やかな坂道を上がりきって神農美術館の大門が見えた瞬間、龍悟は奇妙な圧迫感に襲われて立ち止まった。

 その龍悟の傍らを、大門前に掲げてあるアステカ秘宝展の大看板を見てはしゃぎながら、三々五々入館者の塊が通り過ぎていった。龍悟の不安など素知らぬ顔で、門の中へ次々と呑み込まれていくのだ。

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(その18)……ストーリー構成(その4)  

 (その20)……プロットと本文


『瞑妃の炎』