ポール・マッカートニー来日に際して思うこと(OUT THERE JAPAN TOUR) | 大村あつしオフィシャルブログ「ボクは不死鳥」Powered by Ameba

ポール・マッカートニー来日に際して思うこと(OUT THERE JAPAN TOUR)

Paul McCartney

僕が、今回、この世に生まれてきた理由は、当たり前だが、僕自身が誰よりも一番よくわかっている。それは---

ビートルズとポール・マッカートニーの音楽を聴くため

だから、いつ死んでも悔いはないと時々本気で思うくらいだ。

ちなみに、ビートルズの中でポールの方がジョンより好き、というわけではない。そもそも、ジョン派とかポール派という議論は大嫌いで、僕はそうした議論をする人をビートルズ・ファンとは認識していない。

僕は、ビートルズが好きなのと同時に、ビートルズ解散後のポール・マッカートニーが大好きなのである。

前置きはこれくらいにして、ポール・マッカートニーの2013年11月の来日コンサートが決まってから、数名の20代の人と話す機会があったが、「やはり、時間は流れているのか」と、ちょっと(かなり)悲しくなった。

それは、5、6人の20代、全員が、ジョン・レノンが元ビートルズであることを知らなかったのだ!(嘘みたいな話だが本当だ)
彼らにとっては、ジョン・レノン=イマジンを歌っていた人 なのである(T_T)

でも、それも仕方のない事なのかもしれない。ジョン・レノンが暗殺されて33年。今の20代は、ポール・マッカートニーがビートルズの曲を歌う姿しか見ていない。

音楽の教科書に載っているであろう、「Yesterday」「Hey Jude」「Let It Be」。
ポール・マッカートニーがこれらの楽曲を歌う姿を見て、「あー、ビートルズって、ポール・マッカートニーとその他3人のバンドだったんだ」と勘違いするのも無理からぬ話だ。

実際に、「昨年夏のロンドン・オリンピックの開会式でポール・マッカートニーが「Hey Jude」を歌ってましたよね。ってことは、ビートルズってポール・マッカートニーのバンドだったんですよね」と言われた時には、「そう思われても仕方ないか」と思ったものだ。

一方で、ポール・マッカートニーは、ビートルズ解散後にも凄まじい実績を残しているのだが(「元ビートルズ」という肩書が必要ないくらいである)、「ポール・マッカートニーって、ビートルズ解散後にマイケル・ジャクソンと一緒に歌っていた人ですよね」と言われると(確かに事実だが)、悲しくて涙が出る(笑)

「Redrose Speedway」「Band On The Run」「Venus And Mars」「Speed Of Sound」「Wings Over America」と、立て続けに5枚のアルバムをビルボード1位に送り込み、続く「London Town」も不運にもビージーズの「サタデイナイト・フィーバー」と発売時期が重なってしまったため2位に終わったが、「London Town」とともに発表したシングル「Mull Of Kyntire」は、イギリスでは「第二の国家」と言われるほどの驚異的なセールスを記録し、15年誰にも破られなかったビートルズの「She Loves You」の記録を塗り替えた、こうした実績が語られることはなく、「マイケル・ジャクソンと一緒に歌っていた人」という評価にはがっかりするしかない。

まあ、それはともかく、人類史上もっとも成功した音楽家、ポール・マッカートニーがもうすぐ日本にやってくる。

今から、楽しみでならない。


『エブリ リトル シング』
(画像をクリックするとAmazonに飛びます)



大村あつしfacebook→ こちら
大村あつしtwitter→ こちら



155,000アクセス突破!
『エブリ リトル シング』第一話「クワガタと少年」
朗読:堀川りょう(ドラゴンボールZ、ベジータ)、サカイチカ




大村あつしの新作情報をメールで受信したい方は こちら から気軽にお申し込みください(*^^*)



大村あつしfacebook→ こちら
大村あつしtwitter→ こちら