衆参同日選挙はあるのか？

泣いても笑っても、夏には参議院選挙があります。

そして、民主党単独での過半数の議席獲得は困難な状況です。

民主党の目標があくまでも「単独」であることは言うまでもありません。

国民新党や社民党との連立では、念願の憲法改正や消費税の引き上げも実現しません。

しかし、５月末までの普天間基地問題の決着がほぼ不可能となった今、一ヶ月後の世論調査では、鳩山内閣の支持率は危険水域の20%台に落ち込むことは確実で、不支持も最悪、70%台になるでしょう。


もっとも、たとえこうした状況でも、衆議院で300議席以上を持っている民主党が、衆議院を解散するはずがない、という説が有力ですが、もちろんこれは大いに説得力があります。

仮に、衆議院を解散して、衆参同日選挙をしても、昨年夏のような歴史的な勝利は望めませんから。

しかし、一方で、衆参同日選挙のメリットも確実にあります。

それは、自民党を解党に追い込むことです。

今の自民党では、万が一衆議院選挙でもやられた日には、とてもまともに戦えません。

戦力も資金もありません。

もちろん、民主党も相当な返り血を浴びるでしょうが、自民党を解党に追い込み、その中から議員を手繰り寄せれば、失った議席もある程度補てんできますし、「第三極」と言われる新党との連携含みで「新生民主党」が生まれる可能性もあります。

こう考えれば、衆参同日選挙の可能性も否定できないのではないでしょうか。

そして、万が一、衆参同日選挙となったら、これは戦後の日本の歴史上、最大の事件となるでしょう。

日本が日本でなくなる、その序曲になるかもしれません。

いずれにせよ、今年の夏は政治から目が離せませんね。






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