推理小説顔負けののりぴーの逃走劇
酒井容疑者逮捕 所持を認める
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=923949&media_id=2
今回ののりぴー(僕の世代にはこの呼び方の方がしっくりきます)の逃走劇は、推理小説を読んでいるような感覚に陥る。
そもそも、出だしから不可解な事ばかりだ。
ある男が職質されたら覚醒剤を所持していた。
まず、みなさんもそうだと思うが、僕は数百回はセンター街や道玄坂を歩いているが、ただの一度も職質されたことはない。
では、なぜこの男は職質され、実際に覚醒剤を所持していたのか。
単なる警察の当たりくじか?
そんな、「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」のなら、僕はなぜ今まで職質をされた事がないのか?
みなさんもなぜされないのか?
理由はとしては、警察には「その男が怪しい」と判断できる材料および嗅覚があるとしか思い当たらない。
そこへ、妻、すなわちのりぴーがやって来た。
この瞬間に(場合によってはその前からブラックリストに載っていた可能性もあるが)、警察はのりぴーも所持、そして使用している事を見抜いたと考えるのが妥当ではないか。
しかし、のりぴーは任意同行を拒絶した。
「子供がいるので後から行く」と訴える覚醒剤使用者の言葉を、警察は鵜呑みにするだろうか?
のりぴーが誰かと接触すると考えるのが普通だ。
ならば、警察は間違いなく尾行を付けるだろう。
ここで、今度はのりぴーの行動に不可解な点が出てくる。
なぜ、自宅の覚醒剤を始末しなかったのか。
そんな事もできないほど動揺していたのか?
警察の手法に、予告捜索というのがある。
「さぁ、家宅捜索するぞー」と言わんばかりに、家の前に警察をうろつかせたり、あくまでも任意同行で、「俺たちはお前を疑ってるんだぞ」と相手をかく乱させ、意図的に証拠隠滅の時間と機会を与える方法だ。
ところが、素人の場合、証拠を隠滅することで逆に自分の首を絞めることになる。
これを狙ったのが予告捜索だが、のりぴーは恐らく、誰かの指示で、意図的に、あえて証拠を隠滅しなかった、すなわち、自宅に覚せい剤を残したままにしたのだろう。
「それをすると、逆に警察の思う壺だ」と、誰かに指示を受けたと考えられる。
それから逃避行に走るわけだが、のりぴーにはすでに尾行がついている。
もしそう仮定すれば、警察はのりぴーを「泳がせた」ことになる。
そして、トカゲのしっぽではなく、本丸を狙いに行ったのではないか。
だが、ここでまた大きな謎が出てくる。
所属事務所と義母による「捜索願い」だ。
あの時点では、のりぴーは旦那が覚醒剤で捕まった「哀れな妻」であった。
実際、一部の人を除いて、多くの人がのりぴーの安否を気遣った。
マスコミを巻き込んで、それこそ、国民総出の家出人探し状態になった。
これは、警察にとってはどうだったのだろう?
まったく予期せぬ横やりが入ってしまったのか。
少なくとも、尾行をまかれていなければ、警察が「法子さんの居場所はわかっています」と事務所と義母に言えば済む話だ。
この事務所の登場によって、一連の事件は推理小説顔負けの様相を呈することになる。
僕には、ここがわからない。
そもそも、僕は、警察がのりぴーを泳がせていた、という前提で推理しているので、もしそうでなかったら、渋谷でのりぴーを尾行も付けずに自宅に帰した警察は、ただのまぬけである。
ただ、尾行していたとなると、事務所の行動が僕には理解不能だ。
一体、事務所はどこまで把握していたのか?
そして、今回の事件で、警察はどこまで本丸に切りこめたのか?
警察もプロなら相手もプロである。
自分たちにまでは手は及ばないと判断して、のりぴーを「解放」したと考えるのが普通だ。
この数日間を、解毒、すなわち、尿検査でクロとならないように薬抜きで逃げていたと考える人もいるが、僕は、「周到な打ち合わせ期間」だったと想像している。
警察の質問にどう対応するか。
みっちりと教育されていたのではないか。
ちなみに、土曜日を選んだのは、ニュース番組がないからかもしれない。
この件を月曜日に報道しても、明後日には、国民の関心は半減しているだろう。
以上、まったく推測の域は出ないが、とにもかくにも、「事実は小説よりも奇なり」を地で行くような事件であることは間違いなさそうだ。
悔しいが、僕のミステリー小説、『無限ループ』(講談社文庫)よりも面白い(笑)
以下、【追記】です。
①
総選挙の前に有名人(芸能人とは限らない)の醜聞が出る。
これは、偶然とは考えにくいですね。
選挙までにあと3週間もあります。
その間に政治家の関与が疑われるような報道が始まったら、これは、広域暴力団と政界も巻き込んだ一大スキャンダルに発展しますね。
②
今回の酒井法子逃走事件で、押尾学の事件が完全に飛びました。
しかし、押尾学は、女と「キメセク」をして、本人も「蘇生を試みた」、すなわち、女の心臓が止まり、心臓マッサージをしたことを認め、蘇生に失敗したら、救急車も呼ばずにその場を立ち去った。
人一人が死んでいる以上、事件性としてはこちらの方が高いはずです。
それなのに、世間の興味はその事件から離れてしまいました。
これは偶然なのでしょうか?
推理小説同様に、枝葉をたどれば、最後は一つの結末に収斂するように思えてならないのですが、はたして、警察がどこまで切り込めるかですね。
いずにれせよ、実話でこんな事件が起きるんだから、本が売れないわけですね(笑)
ドラゴンボールのベジータの声優、堀川りょうさんの素晴らしい朗読です
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=J1mefMCsYDA
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=923949&media_id=2
今回ののりぴー(僕の世代にはこの呼び方の方がしっくりきます)の逃走劇は、推理小説を読んでいるような感覚に陥る。
そもそも、出だしから不可解な事ばかりだ。
ある男が職質されたら覚醒剤を所持していた。
まず、みなさんもそうだと思うが、僕は数百回はセンター街や道玄坂を歩いているが、ただの一度も職質されたことはない。
では、なぜこの男は職質され、実際に覚醒剤を所持していたのか。
単なる警察の当たりくじか?
そんな、「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」のなら、僕はなぜ今まで職質をされた事がないのか?
みなさんもなぜされないのか?
理由はとしては、警察には「その男が怪しい」と判断できる材料および嗅覚があるとしか思い当たらない。
そこへ、妻、すなわちのりぴーがやって来た。
この瞬間に(場合によってはその前からブラックリストに載っていた可能性もあるが)、警察はのりぴーも所持、そして使用している事を見抜いたと考えるのが妥当ではないか。
しかし、のりぴーは任意同行を拒絶した。
「子供がいるので後から行く」と訴える覚醒剤使用者の言葉を、警察は鵜呑みにするだろうか?
のりぴーが誰かと接触すると考えるのが普通だ。
ならば、警察は間違いなく尾行を付けるだろう。
ここで、今度はのりぴーの行動に不可解な点が出てくる。
なぜ、自宅の覚醒剤を始末しなかったのか。
そんな事もできないほど動揺していたのか?
警察の手法に、予告捜索というのがある。
「さぁ、家宅捜索するぞー」と言わんばかりに、家の前に警察をうろつかせたり、あくまでも任意同行で、「俺たちはお前を疑ってるんだぞ」と相手をかく乱させ、意図的に証拠隠滅の時間と機会を与える方法だ。
ところが、素人の場合、証拠を隠滅することで逆に自分の首を絞めることになる。
これを狙ったのが予告捜索だが、のりぴーは恐らく、誰かの指示で、意図的に、あえて証拠を隠滅しなかった、すなわち、自宅に覚せい剤を残したままにしたのだろう。
「それをすると、逆に警察の思う壺だ」と、誰かに指示を受けたと考えられる。
それから逃避行に走るわけだが、のりぴーにはすでに尾行がついている。
もしそう仮定すれば、警察はのりぴーを「泳がせた」ことになる。
そして、トカゲのしっぽではなく、本丸を狙いに行ったのではないか。
だが、ここでまた大きな謎が出てくる。
所属事務所と義母による「捜索願い」だ。
あの時点では、のりぴーは旦那が覚醒剤で捕まった「哀れな妻」であった。
実際、一部の人を除いて、多くの人がのりぴーの安否を気遣った。
マスコミを巻き込んで、それこそ、国民総出の家出人探し状態になった。
これは、警察にとってはどうだったのだろう?
まったく予期せぬ横やりが入ってしまったのか。
少なくとも、尾行をまかれていなければ、警察が「法子さんの居場所はわかっています」と事務所と義母に言えば済む話だ。
この事務所の登場によって、一連の事件は推理小説顔負けの様相を呈することになる。
僕には、ここがわからない。
そもそも、僕は、警察がのりぴーを泳がせていた、という前提で推理しているので、もしそうでなかったら、渋谷でのりぴーを尾行も付けずに自宅に帰した警察は、ただのまぬけである。
ただ、尾行していたとなると、事務所の行動が僕には理解不能だ。
一体、事務所はどこまで把握していたのか?
そして、今回の事件で、警察はどこまで本丸に切りこめたのか?
警察もプロなら相手もプロである。
自分たちにまでは手は及ばないと判断して、のりぴーを「解放」したと考えるのが普通だ。
この数日間を、解毒、すなわち、尿検査でクロとならないように薬抜きで逃げていたと考える人もいるが、僕は、「周到な打ち合わせ期間」だったと想像している。
警察の質問にどう対応するか。
みっちりと教育されていたのではないか。
ちなみに、土曜日を選んだのは、ニュース番組がないからかもしれない。
この件を月曜日に報道しても、明後日には、国民の関心は半減しているだろう。
以上、まったく推測の域は出ないが、とにもかくにも、「事実は小説よりも奇なり」を地で行くような事件であることは間違いなさそうだ。
悔しいが、僕のミステリー小説、『無限ループ』(講談社文庫)よりも面白い(笑)
以下、【追記】です。
①
総選挙の前に有名人(芸能人とは限らない)の醜聞が出る。
これは、偶然とは考えにくいですね。
選挙までにあと3週間もあります。
その間に政治家の関与が疑われるような報道が始まったら、これは、広域暴力団と政界も巻き込んだ一大スキャンダルに発展しますね。
②
今回の酒井法子逃走事件で、押尾学の事件が完全に飛びました。
しかし、押尾学は、女と「キメセク」をして、本人も「蘇生を試みた」、すなわち、女の心臓が止まり、心臓マッサージをしたことを認め、蘇生に失敗したら、救急車も呼ばずにその場を立ち去った。
人一人が死んでいる以上、事件性としてはこちらの方が高いはずです。
それなのに、世間の興味はその事件から離れてしまいました。
これは偶然なのでしょうか?
推理小説同様に、枝葉をたどれば、最後は一つの結末に収斂するように思えてならないのですが、はたして、警察がどこまで切り込めるかですね。
いずにれせよ、実話でこんな事件が起きるんだから、本が売れないわけですね(笑)
ドラゴンボールのベジータの声優、堀川りょうさんの素晴らしい朗読です
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=J1mefMCsYDA