インフルエンザの行方 | 大村あつしオフィシャルブログ「ボクは不死鳥」Powered by Ameba

インフルエンザの行方

ボクはテレビは見ないので、ニュースやワイドショーの狂乱ぶりは知らないのですが、新聞もネットも、来る日も来る日もインフルエンザ。

さすがに辟易してましたが、やっとマスコミの騒ぎも収まったようですね。

冷静に考えれば、インフルエンザは、毎年、変異型新型インフルエンザが日本では冬に、南半球では日本の夏の時期に、要するに、一年中世界中で流行しているわけで、なぜ、このインフルエンザがこれだけ大騒ぎされるのか、ボクには理解できなかったのですが、それよりも、マスコミにもっと報じて欲しいことがあります。

それは、もう、今回の豚インフルエンザは打つ手なしということで、成行きに任せて、梅雨場に沈静化するのを待つしかないと思うのですが、問題は、これから梅雨にかけて大量のタミフルが処方されるということです。

そして、タミフルは、途中で摂取をやめてしまうと、その人の体内で、変異型新型インフルエンザが生成されてしまう危険があるということです。

要するに、「熱も下がったし、もういいや」と、途中で治療をやめてしまうと、今回はインフルエンザの発生源は豚でしたが、ボクたち自身が変異型新型インフルエンザの「発生源」になってしまう可能性があるということです。

いえ、正直、今年の秋になったら、現在流行中のインフルエンザ自体の強毒型への変異と合わせて、タミフルを処方された人を発生源とした、タミフルでは治療効果がない新たなインフルエンザの流行も懸念されます。

なにせ、一人の死者も出ていない、タミフルを飲めば簡単に治るあの程度のインフルエンザで大騒ぎしたマスコミですから、もしそんなことになったら、連日、どんな報道をするのでしょうか・・・

毎年、インフルエンザで1万人が亡くなっています。

交通事故で7千人が亡くなっています。

そして、自殺者は右肩上がりで、ついに3万3千人を超えました。

もちろん、それ以上の数の方が、老衰を含む病気で亡くなっているのです。

しかし、それが日常となって、マスコミはそれを報道することはあまりありません。

マスコミは、たとえ一人の死者でも、「新しいもの好き」なのです。

自分たちが流行を作り、国民を先導(扇動?)している、という自我が強いためです。

こうしたことも勘案して、とにかく、マスコミ報道に踊らされないことが大切だと思います。

医学も、ボクたちの持っている免疫力も、昔とは比較にならないので、スペイン風邪の再来にはならないと思います。

それよりも、やはり一番怖いのは鳥インフルエンザです。

楽観的に数字をいじっても2%が死亡すると言われるこのインフルエンザは、いつ流行してもおかしくありません。

ワクチンの備蓄は急務です。

鳥インフルエンザが流行したら、世界は機能不全に陥るでしょう。




◆ドラゴンボールのベジータの声優、堀川りょうさんの素晴らしい朗読です。
必ず2回、見たくなります