カレンダーをめくって・・・ | 大村あつしオフィシャルブログ「ボクは不死鳥」Powered by Ameba

カレンダーをめくって・・・

カレンダーが残り2枚になりました。


10月を破り捨てるとき、思わず、心の中で「少なっ!」と叫んでしまいました。


本当に、1月1日が昨日のことのようです(汗)


人間、歳を重ねると、時間の経過感覚がどんどん早くなっていきますが、これには諸説あるそうです。


以下、ボクは医者でも学者でもないので、突っ込みはご遠慮ください(^^ゞ



(1)相対説


たとえば、10歳の子どもにとっての「1年」は、自分の全人生の「10分の1」に相当します。


実際には、幼い頃の記憶はないので、全人生の「5分の1」くらいでしょうか。


これは、相当長いですよね。


40歳の人の「5分の1」といったら「8年」ですから、10歳の子どもにとっての「1年」がどれほど長く感じられるかがこの比較からわかります。


一方、40歳の大人にとっての「1年」は、自分の全人生の「40分の1」ですから、あっという間に1年が過ぎてしまう、という説です。



(2)記憶能力説


これも根強い説らしいのですが、大人になると記憶力が衰えるので、その分、時間の経過が早く感じられる、というものです。


たとえばですが、1月2日から12月30日までこん睡状態で、起きたら12月31日だったとします。


こんな1年を過ごしたら、それはあっという間ですよね。


実質、2日しか活動していないわけですから。


これと同様に、大人になると、「一昨日の夕食が思い出せない」というように、記憶力の衰えで、記憶として残る活動が減っていきます。


そして、記憶できなかった部分は「眠っていた」のと同じことですから、時間の経過が早く感じられるという説です。


確かに、子どもの頃は、活動の多くを記憶します。


今思い出しても、「あー、あれは中3の2学期だった。隣の席は誰々で~」みたいに、鮮明に記憶していますよね。


この記憶力の差で、時間の体感速度が歳を取るほど速くなる、という説です。


もしくは、「(1)と(2)の複合」を唱える学者もいるそうです。


ところが、昨年の夏にNHKのラジオに出演した時に、出演後にプロデューサーと世間話をしていたときに、「新説」があると聞きました。


ただ、記憶が定かでないので、ボクの解釈が間違っているかもしれないのですが・・・(^^ゞ


(3)新陳代謝説


人間は、年をとると代謝が衰えていくわけですが、この代謝のスピード(回数)で時間の体感速度が決まるという説らしいのです。


ざっくりと、12歳の子どもは1年間で12回、新陳代謝が行われるとします。


で、40歳の大人は1年間に1回しか新陳代謝しないとします。


この場合、12歳の子どもは、1年間で「12回、生きた」と脳は判断します。


一方、40歳の大人は、1年間で1回しか生きていません。


ちょっと話がややこしいのですが、1年の間にこの「生きた回数」が多いほど、逆に時間の流れは遅く感じる、ということです。


今回のざっくりした例では、12歳の子どもの1年と、40歳の大人の12年は同じと言うことです。


すなわち、1年の間に代謝の回数が多いほど、1年の終わりに、「あー、この1年は長かったな~」となるわけです。


この(3)の説は、かなり有力らしいのですが、いずれにせよ、なぜ歳を取ると時間が速く流れるのか、まだ決定的な説、というのはないらしいです。


ボク個人は、(2)の説が「なるほど」と思えるのですが、みなさんはどう思われますか?