旅館に泊まると、
増改築を繰り返しているせいか、
全体の構造がよくわからず、
迷子になってしまうところがあります。
さて、会社組織においても、
問題が発生すると、
「とりあえず○○しておこう」という対応を
することがありますよね。
たとえば、仕事であるクレームがくる。
とりあえず、今日のところはこうしておこう、
という、その場しのぎの対応。
そうしているうちに、どんどん事務量が増えていって、
担当者も、何が問題だったのか、わからなくなる。
書類が増える。人件費がかさむ。
そんなことより、複雑な事務システムの迷路に
入り込み、誰もどこへ向かっているのかわからない。
昔、トイレの消臭剤のCMだったでしょうか、
「臭いにおいは、もとからたたなきゃダメ!」
というのがありました。
なぜ、この問題は起きたのか、
もとから探ってみないことには、
あとで、大きな損失を招くこともあります。
問題の発生も考えようによっては、チャンスの芽。
とりあえず、で流してしまう前に
一呼吸おいて、熟考することも必要だと思います。