NHKスペシャル、
「終戦~なぜ早く決められなかったのか」
を観ました。
たこつぼ組織、縦割り、情報を共有しない、決断できない、
いろんなキーワードが出てきましたが、
多くの犠牲者を出した、大戦中にさえ、
本質を外れた「議論」が行われていた可能性があること。
ちょっと、ショックですね。
もちろん、当時の時代背景があるので、
安直に批判することはできませんが。
翻って、今の組織はどうなんだろう。
会議、会合が多くて、何も決まらない。
部署や個人の立場やプライド、保身が優先する。
お客様のことより、社内政治の時間が多い。
「俺の権限じゃない」ことは言わない。
誰かが、どこかで何とかするだろう。
という甘い憶測。
リーダーに頼りきることではなく、
スーパーマンの登場を待ちわびることなく、
個人個人が、自立の意識を持って、
ものごとを考える姿勢。
21世紀は、これまで誰も体験したことのない
時代に入るという。
時代の趨勢にただ流されることなく、
本質を見る目を養い、発言する。
そんなことを心がけてゆきたいものです。
大きな悲劇を生まないためにも。