このブログでも 以前にご紹介しましたが


わじまの海塩 医食同源!



わじまの塩が7/17日経新聞土曜日版プラス1の


「何でもランキング」


重宝するご当地調味料の第10位にランキングされました。


素材が そのまま評価される  がランクインしたことは


快挙といえます。



この わじまの海塩の生産者が 


塩士(しおじ) 中道 肇さん。



中道さんは 昭和32年に輪島市で


漁師の父と海女の母との間に生まれ


舳倉島で幼少時代を過ごされています。



小学生のときに両親にしかられ


友人と2人で、無人島に1ケ月間送られ、


自給自足の生活を送られたという


驚きのエピソードの持ち主でもあります。



中卒で16歳で船乗りとなり、36歳で水産加工業へ転じ、


そこで、


鮮魚の鯵の値段が200円、加工した干物が50円である


という現実を目の当たりにすることになります。



付加価値のついた商品がなぜ安くなるのか、との疑問です。



中道さんは 単に疑問を抱くだけでは終わりませんでした。



そのことがきっかけとなり、試行錯誤のうえ


おいしい干物には 海塩が不可欠であるという結論に行き着くことに。


その後、


41歳で塩づくりに着手し大変な苦労の末、


低温蒸発結晶法」という製法を編み出すことに成功します。



そうした計り知れない努力の上に ミネラルバランスのよい海塩が


誕生するに到るわけですが、


ここで中道さんの プロとしての仕事への姿勢に


学ぶべき点は多いのではないでしょうか。



・鮮魚より、干物が安いことに疑問を抱く観察力



・そして その疑問を推進力に変えてゆく行動力



・おいしい干物や、よい塩をつくることにかける集中力




成功は 一日にして成らずということを痛感させられます。



最近 日本、特に地方に元気がないといわれますが、


中道さんのように 一歩一歩研究と努力を重ねれば、


必ずや道は開けるものではないでしょうか。




輪島の塩 女社長の奮闘記ブログ(関連記事)↓


「わじまの海塩」ランクイン


輪島の塩士・中道肇さんのプロフィール