慢性閉そく性肺疾患という病気をご存知でしょうか![]()
たばこの煙を代表とするような有害物質を長い間吸い続けることで、気道の末端に炎症が起こったり、肺胞の壁が破壊されたりする病気です。
咳や痰が多くなるし、肺が過膨張になるから運動できなくなるし、肺がうまくガス交換できないから酸素が取り込めないし、肺高血圧になるし…![]()
とにかく苦しくて全身に影響してしまう病気です。
最近知りましたが、低出生体重児ではCOPDをはじめとする肺疾患にかかる確率が高いのだそうです![]()
ママのおなかの中で肺が十分に発達する前に生まれてしまうから。そして栄養障害のリスクが高いから。
生まれてからも肺の成長が十分ではなくなってしまうようです。
だからママは赤ちゃんが十分成長できるような栄養をしっかりとらないといけないのです。
日本人のCOPD患者さんはだいたい40%ぐらいが低栄養と言われています。
そして血液検査などを行うと半分くらいの患者さんは栄養状態が正常と言われます。でも痩せている人が多い。
栄養状態はたんぱく質やアルブミンという値で判断しますが、9割くらいは正常です。
でもたんぱく質のより詳しい値を見ていくと実は栄養状態が悪いことが分かります。
専門家的なことを言うと…
- BMIは下がる
- 脂肪量は減る
- 骨やミネラルが減る
- アルブミンやトランスフェリンは保たれる
- プレアルブミンやレチノール結合タンパクは減る
- BCAAは減るがAAAは保たれるのでBCAA/AAAは減る
COPDで気を付けたいのはたんぱくエネルギー欠乏と骨粗しょう症。
栄養障害があるのに見逃されるから、気が付いた時には栄養失調が重症になっていることが多いのです。
呼吸は眠っている間もしているので呼吸筋は働いています。
炎症があるので使うエネルギーも多いのです。
だけどたくさん食べれない。
だから少しずつでもいいから食べる回数を増やすこと!
ガスを発生しやすいものはちょっと避けたほうがいいと思います。
できれば
を含む炭酸飲料も…😢
そして寝る前にも少し食べることが有効と言われます。
たんぱく質は十分に、できればBCAAを含むものがいいけれど、BCAAばっかりを取るのはだめです。
カリウム、カルシウム、リン、マグネシウム、鉄などを十分とること。
これは筋肉の動きを助けるだけでなく骨粗しょう症の予防にもつながります。
ちなみに食べることだけではなく運動も適度にしてほしい。
筋肉を衰えさせないためにも、あくまでも適度にしてほしいのですけど。
がんばって運動しすぎると運動に使った筋肉で炎症が起こって(いわゆる筋肉痛みたいな)たんぱく崩壊が…。
だから適度な運動を持続的に行うことが重要なのです
さらにちなみに…。
栄養を増やすときには炭水化物を増やすよりオイルをうまく使うといいです。
ごはん食べるときにティースプーン1杯のごま油と少量の塩とか。
今はオイルもいろんな種類のものが出ています。
だからオイルの話はまた次の機会に。