よく精神障害者の就職について議論になると、「障害者差別のために面接まで辿(たど)り着けない」という声が聞かれます。


たしかに私もそれについては何度も忸怩(じくじ)たる思いをしてきましたので嫌というほど分かります。






勤め人に向かない、というのは結局 就労意欲があっても「どうせ障害者はまともじゃないから仕事に支障があるに違いない」とか、もっと失礼な人だと「刃物持ち出されたら困る」とか差別意識のカタマリみたいに思い込んでる企業の人事担当者がことのほか多い点にあります。


実際のところは障害者が服薬する精神薬に長年副作用が多かったという事実や体力(フィジカル)の問題がありました。


薬は性能の問題ですからどうしようもないのですが、精神を病むと運動しようという気が起きなくなりますので、ちょっとしたことで音を上げてしまうといった問題点があったのです。


そしていちばんはやはり社会の偏見!これに尽きます。


それならば、出来ることは何だろう?と考えた結果、家庭に入るのはどうだろう、という考えに私は至りました。


カミさんに仁義として障害者年金を通帳ごと渡し、食事造りや洗濯、掃除などを私がこなす、というものです。


私はその線で上手くいきまして、カミさんと仲良く暮らしております。


出来ないことは仕方がない。


出来ることを伸ばそう、と意識を変えたところに花の道がありました。


そうこうしているうちに、空手団体の支部長にあれよ、あれよと成りました次第です。


障害に苦しむすべてのみなさんに言いたいのは、出来ないことはしょうがない。


出来ることを増やそう。


そしてそれを伸ばそう、ということです。