精神疾患を持つ患者さんは全国に約400万人おられます。


それにも驚きますが、精神科医の国内の登録は約1.5万人しかおられません。


たったこれだけのドクターが約400万人の患者さんを治療するべく今日も頑張っているわけです。


よく「あのドクターは話を全然聴いてくれない。ヤブだ!」などと決め





つける方がおられますけど、ドクターも次から次に押し寄せて来るクライアントに対応するので必死、という問題があります。


ドクターの表情がまるで変わらなかった、とか冷たい対応が続くので病院を変えた、などとよく聞きますが、ドクターが塩対応なのにはちゃんとした理由があります。


クライアントの言葉や表情から話に優先順位を頭の中で組み立てて聴く、という高等技術をドクターはしているのです。


しかも、それを診察時間の5分+αで完了させるのですからずば抜けた脳細胞のキレが試される。


そして、精神科のドクターが5分間で患者を捌くのは患者数が多いのに加えて病院の経営という大きな壁があるからです。


5分以上~30分未満までは医療点数が変わらない。


ですから、精神科ドクターはアタマにムチ打って頭脳をフル回転させ、クライアントの数をこなさなければならないわけです。


そう、とても過酷な仕事なのです!


患者の側からすれば、「納得いくまで話を聴いてほしい」となるのかもしれませんが、そうなると精神医療がカネに糸目をつけない富裕層だけのモノになってしまう。


それでは意味が無い。


納得いくまで話を聴きたいのは、むしろドクターの側かもしれません。