城戸康裕インタビュー | 布施鋼治のブログ

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9月23日、ビッグバンで我龍真吾と激突する城戸君のショートインタビュー。


もう、そろそろ各格闘技サイトにも掲載されると思いますが、このブログでも公開!



--この間のキム・ウジュン戦(7月31日・ディファ有明)はどうでした?
「そうですね。向こうの実力がわかる前に試合が終わってしまいましたからね(城戸が1R1分35秒、左ハイでKO勝ち)。自画自賛になってしまいますけど、VTRを見たら、自分は落ち着いていたし、ローも早かった。そのローも効いていたじゃないですか」
--今年3月からスタートした谷山ジム主催興行『ビッグバン』は?
「実際ビッグバンらしい形(試合だけではなく、タレントのパフォーマンスや歌などプログラムは盛り沢山)になったのは、前回からですからね。結構面白いと思いますね。最終的にお客さんが盛り上がってくれたら、こっちもうれしい。ビッグバンは、K-1やキックボクシングの興行とは別物という感じがします」
--今回対戦する我龍真吾は、3年前の9月にM-1で対戦。試合中にバッティングで城戸選手が謝っているうちに、向こうのペースに巻き込まれ、判定負けを喫してしまいました。
「僕は自分が負けた対戦相手ともう一度闘って潰していく。そういう思いがあったので、以前からやりたかったんですよ。リベンジする自信はあります(キッパリ)」
--現時点ではどんな倒すイメージを抱いていますか?
「ローとボディ。何でも倒せるイメージかな。負ける感じは全然しない。3年前も内容的には負けている感じがしなかったので。それに、それからの僕の3年間と、向こうの3年間は全然違うと思うので」
--もう「すいません、すいません」の流れに巻き込まれることもない?
「ハイ、あれはちょっと特殊だったので」
--前回はムエタイルールの3分5ラウンド制だったけど、今回はK-1ルール3分3ラウンド制での試合になりました。
「僕にとってはその方がやりやすい。K-1ルールの方が自分のスピードを活かせると思う。1Rで決着をつけるのがベストでしょう。試合が長引くほど、KO率は低くなりそうな気がします」
--ところで、10月3日、韓国でK-1ワールドMAXがやることが決定しました。
「韓国でやるんですか? へぇ~」
--知らなかった?
「そうですね。自分が残っていなかったので、チェックもしていなかったですね」
--我龍戦のNEXTはどうします?
「エクスプロージョンとか、海外の試合に出ようかと思っています。(谷山)会長ともそういう話をしています。僕、今までに一度も海外で闘ったことがないんですよ」
--意外ですね。
「自分でも気づかなかったんですけど、ちょっとそういう経験もしてみたいと思って。年内に一回はやりたいですね」
--話があれば、エクスプロージョン開催国のオーストラリア以外の国でも?
「チョ~行きたいですね」
--最終的に誰と闘いたいというのは?
「いま、K-1が(この先)どうなるかわからないじゃないですか。だから、正直、何がどうなっているのか。全然わからないですね。いま、ほとんどの格闘家がそう思っているんじゃないですか。目標を立てられない。とりあえず、目の前の試合を組まれたら、その試合を頑張る。そんな感じです。僕としては、ビッグバンを盛り上げていくことが一番重要なこと。所属している谷山ジムがやっているイベントですからね。ビックバンがコケたら、自分もコケたような感じになりかねない。自分が盛り上げていけば、ほかの選手もビッグバンに出たいという流れになってくると思う。ビッグバンは自分の興行というくらいの勢いで盛り上げていきたい」


写真◎保高幸子