その頃のことを思い出すと、ごめんねと心から思う。

こんなに心が優しくて思いやりに溢れた三男。
その頃、何度も字を書き直してしまうのも、三男からのSOSだった。

今三男は私に手をあげることもないし、私が手を出すこともない。


昔はママのこと死ねって思ってた。

三男がそう言った後に、ぼくの気持ちはこれと同じだから…と手に持った紙をくしゃくしゃにした。

1度丸めるとくしゃくしゃになってとれないでしょ。こんな感じなんだ。


それは、一度傷ついた心は元にはもどらないってこと?

そう聞いた私に、

うん。きっと忘れないと思う。
パパにも髪引っ張られたりしたし、あの時はママもいつも怒ってばっかりでキライだった。
だけど、今はママのこと大好きだよ。
優しいママで良かったなって思ってるよ。
今の方が本当にいい。

そう言ってくれたかお

優しいねとウルウルする私に、

それはママが大切に育ててくれるからだよ。
そう言って三男は笑った。

子供のことをまるごと、ありのまま受け止めようと思ってからは、いつの間にか三男が字を書き直すことも、私の適応障害の症状もなくなっていった。
三男のことを受け入れながら、私は自分のこともありのまま受け入れられたんだと思う。

あの時に大切なことに気づけて本当によかった。
子供とちゃんと向き合ってきてよかった。

そう心から思った。