翌日は子供の入学式でした。
子供達の晴れの日。
憂鬱な気持ちを抑え込み、夫と子供達と共に家を出ました。

夫と並んで席に座り、ここ数日間で起こったことが嘘のように穏やかな時間。
あれは悪い夢だったんじゃないか…
そう錯覚してしまう程でした。

と同時に、ツーショットが浮かんできて、私の心は悲しみに包まれました。

夫の穏やかな顔、心からその女のことを大切に思ってるのがわかってしまったから。

夫が本当にその人を愛してしまったのなら、私は諦めるしかない。
受け入れるしかない。

そう思いました。

その日の夜、今日ならちゃんと話せそうな気がして、夫にツーショットを見てしまったこと、その時の自分の悲しかった気持ちなど包み隠さず話しました。

この時は、夫から傷つけて申し訳なかったと謝罪の言葉が出てくることをどこかで期待していました。


でも夫には何一つ響きませんでした。

彼女と会ったのは、無言電話のことがあったから、会っただけ。
会ってたわいもない話をしただけ。
たまたま会ったのを、たまたまお前が見ただけ。


こんな言い訳をされたのです。
証拠があることを伝えても、頑として認めません。



百歩譲って、あなたの言うことが本当だったとして、離婚話が出て、離婚理由がその女だとわかっていながら、平気で会える神経が理解できない。

そう伝えましたが、夫はそれでも不倫を認めませんでした。


不倫を認めて謝罪して欲しい私。
不倫を認めず悪いと全く思ってない夫。

平行線。
どこかで交わることがあるのだろうか。