翌日は、子供の入学式だった。
何事もなかったかのように夫婦揃って出席した。
今自分の身に起こってることが嘘のようだった。
バカ夫も昨日とはうって変わって穏やかで…もう一度やり直せるんじゃないかと錯覚するほど。
現実とのギャップに涙が出そうになった。
やっぱりちゃんと話さなきゃ。
別れるにしても、バカ夫に最後はちゃんと向き合ってほしい…そう思った。
夜、切り出した。
私
昨日家出したのは、ホテルであなたが女の人と一緒に歩いてるところを見てしまってとてもショックだったから。辛くなってしまったの。
あなたの穏やかな表情を見て、その人を大切に思ってることがわかった。
あなたが他の人を好きになる気持ちは私にはどうすることもできないし、仕方ないことだと思ってるけど、やっぱり悲しかった。
離婚するとしても、ちゃんと認めて欲しい。
だけど、やはりバカ夫は言い逃れすることしか頭になかった。
バカ夫
お前との離婚の話や無言電話のことで相談も受けてたから、会っただけ。会ってたわいもない話をしただけ。
私
会う必要ある?しかも、私が離婚は彼女が原因だと言ってる数日後に会う?
そんなの信じられない。
バカ夫
お前が無言電話してるのはわかってるから。
私
だから無言電話なんてしてないし、彼女に無言電話があったとして、なんで私と結びつけるの?たまたま会った時にたまたま私が見たわけ?
私は証拠も持ってるんだけど、それでも認めないの?
バカ夫
彼女は俺たちのことを心配してくれてる。離婚しちゃダメだよと。
話のすり替え、ありえない言い訳を、私の目をしっかり見て言ってくる。
バカ夫は最後まで認める気なんてないんだ…。
期待した私がバカだった…。
私
は?心配なんてしてほしくないし。
勝手に2人でやってれば?
またまた決裂…。
2人で話しても、噛み合わないやりとり…。
平行線のままだった。