女と直接話そう。
何を話すかなんて何にも考えてなかったけど、とにかくこのまま帰るのはイヤだった。
エステサロンの前で本命女が出てくるのを待つことにした。
だけど、何時間待っても出てくる様子はない。
時々エステサロンの従業員が様子を見にきていたので、恐らくバカ夫から連絡が行ってたんだろう。
そこに親友が駆けつけてくれた。
一緒に待ってくれた。
数時間待ってから、意地になってる私に、親友が言った。
もうこれ以上傷つくことないよ。
もう帰ろう。
何か美味しいもの食べに行こう。
私は閉店まで待つ気でいた。
でもバカ夫が守りたいのは、私との生活じゃなく、本命女との関係なのは、明らかだったし、2人は示し合わせているだろうから、それを目の当たりにしたら、私が傷つく…そう思っての親友の優しさだった。
それまでも、ご飯も食べられず、精神的にボロボロになってた私の姿を一番真近で見ていたのは親友だから。
その優しさが本当に身にしみた。