バカ夫は嫌なことからは逃げてる。
そして、今の生活を続けたいのだ。
だから、私が何も言わなければ、すこぶる機嫌が良かった。
キャンプの買い出しは昔はみんなで行ってたけど、その頃は私と子供で行ってた。バカ夫は仕事だと行って出かけた。
山のような買い物、チャリンコで運びきれず、何時に帰って来れそう?荷物が多くて運びきれないから迎えにきてほしいとメールしたら、もうすぐ家に着くから、スーパーまで行くよの返信。
待ってたら、作業着で現れるバカ夫。
作業着はパリッとしてるし、ベルトも締めてないし、さっき慌てて着たのがバレバレ。
だけど、私は何も言わなかった。
どうせ本当のことは言わないだろうし、不機嫌になるのは目に見えてたから。
バカ夫から離婚を言い出すことは多分ないんだろう…面倒なことを嫌うから。そんな気がしてた。
私の気持ちも行ったり来たり、もうダメかも…いや、もう少し頑張ってみよう…それの繰り返しで、全然前に進めてないと思ってた。その時は。
でも少しずつ、着実に前に進んでいたんだと思う。本当に薄紙を重ねて行くようなそんな感じだったから、その時は全然そんなこと気がつかなかった。