歌曲「荒城の月」歌詞の意味を歌い手が超簡単に考察【瀧廉太郎】

歌い手の風彩花火(ふうさいはなび)です

今回は歌曲「荒城の月」の歌詞の意味を考察します!

 

こちらは古典的で難しい歌詞なので

 

簡単に理解できるように解説します!

※個人の意見として受け止めてください!



ここがポイント!「荒城の月」の歌詞の意味

歌曲「荒城の月」の歌詞のポイント

 

時の流れ

人の運命

 

がテーマ

 

 

「荒城の月」ってどんな歌か簡単にざっくり解説
 

「荒城の月(こうじょうのつき)」

 

昔は栄えていたけれど

 

今はすっかりさびれてしまった

 

そんなお城を見ながら

 

時の流れや

 

人の運命について

 

思いをはせる歌です


変わらないのは月の光だけ

 

だけど

 

照らされるものは変わってしまった

 

──というちょっと悲しい気持ち

 

が歌われている

 

場面ごとに見ていきます

 

春高楼の花の宴 めぐる盃かげさして

春のお城でのにぎやかな

 

宴(うたげ)

 

つまり

 

お花見パーティーの話

春のある日

 

高いお城で桜が咲いて

 

たくさんの人が

 

楽しくお酒を飲んでいます


昔の人たちは

 

松の枝のように

 

長く幸せが続くことを願っていた

でも今はもう

 

その時のにぎわいもないし

 

人々もいません

 

昔の光(栄光)はどこに行ったのだろう?

 

と問いかけています

 

 

秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて

秋の戦いの場面です

秋になり

 

寒くなってきて

 

霜(しも)が軍のキャンプを白くしています


空を飛んでいく雁(かり=渡り鳥)を見ながら

 

昔の戦いの激しさや

 

勇ましさを思い出します

その時に輝いていた剣(つるぎ)や

 

武士たちも

 

今はもういない

 

あの光(栄光)はどこに?

 

 

また問いかけています

 

いま荒城のよわの月 替わらぬ光たがためぞ

今のお城の姿です

今のお城は

 

すっかり壊れて荒れています


でも

 

月の光だけは

 

昔と同じように

 

荒れたお城を照らしています

変わらない月の光

 

でもそれは

 

誰のために照らしているの?


お城には

 

からまったツタ(かづら)と

 

風にゆれる松だけ

 

寂しさが広がっています

 

天上影は替わらねど 栄枯は移る世の姿

月は変わらないけれど…

 

と始まる

空の月は

 

今も昔も同じように輝いています


だけど

 

人の世は栄えたり滅びたり

 

いつも変わっていきます

月は

 

そんな人の運命を

 

今も静かに見つめている


「ああ、荒れはてたお城に照らされる月よ……」

 

 

しみじみと感慨をこめている

 

昔の人は詩人ですね

 

まとめ

「荒城の月」の歌詞の意味を簡単に考察しました

 

美しい日本語で

 

「時間の流れ」

 

「ものごとのうつろい」

 

「人の命のはかなさ」などを

 

しみじみと伝える歌でした

 

まとめると

 

この歌が伝えたいことは

昔の栄光やにぎわいも

 

時がたてば消えてしまう


人の栄えや力は

 

長くは続かない

 

だからこそ

 

今という時間は大切


どんなに時が流れても

 

月の光のように変わらないものもある

ということです

難しい言葉もあるけど

 

感じていることは

 

「誰もが体験する思い」

 

なんです

 

※あくまで個人の意見として受け止めてください!

 

↓ ついでに僕の曲もお願いします

 

 

 

 

歌曲『浜辺の歌』歌詞の意味を歌い手が考察!まなごとはどういう意味?【林古溪】【成田為三】

湘南育ち!

 

歌い手の風彩花火(ふうさいはなび)です

 

今回は歌曲『浜辺の歌』の歌詞の意味を考察します!

 

※個人の意見として受け止めてください!

 

ここがポイント!『浜辺の歌』の歌詞の意味

歌曲『浜辺の歌』の歌詞のポイント

 

郷愁
過去の思い出に対する感傷

 

がテーマ

 

あした浜辺をさまよえば 昔のことぞしのばるる

「あした浜辺をさまよえば 昔のことぞしのばるる」

 

「明朝、浜辺を歩いていると、昔のことが思い出される。」

 

という意味です

 

主人公は

 

朝の浜辺を歩いています

 

そして

 

過去の出来事を思い出しています

 

「しのばるる」

 

自然と過去を思い出しています

 

風の音よ雲のさまよ 寄する波も貝の色も

「風の音よ雲のさまよ 寄する波も貝の色も」

 

「風の音や雲の様子、寄せては返す波や貝の色も、すべてが昔を思い出させる。」

 

という意味です

 

風、雲、波、貝

 

といった

 

自然の風景
 

音などが

 

主人公に過去の記憶を思い出させています

 

こういった風景や音が

 

主人公の何らかの記憶と結びついています

 

ゆうべ浜辺をもとおれば 昔の人ぞしのばるる

「ゆうべ浜辺をもとおれば 昔の人ぞしのばるる」

 

「夕暮れ時に浜辺を歩いていると、昔の人が思い出される。」

 

という意味です

 

主人公は夜の浜辺を歩いています

 

「昔の人」

 

とは過去に出会った人たちのことです

 

ここでは特に大切な人

 

「好きな人」

 

のことだと思います

 

朝から夕暮れに変わる

 

エモい感じがしますね

 

寄する波よ返す波よ 月の色も星のかげも

「寄する波よ返す波よ 月の色も星のかげも」

 

「寄せては返す波の音、月の光や星の影までも、過去の人を思い出させる。」

 

という意味です

 

波の音に

 

月や星が加わり

 

主人公に

 

「昔の人」

 

をさらに思い起こさせます

 

はやちたちまち波を吹き 赤裳のすそぞぬれひじし

「はやちたちまち波を吹き 赤裳のすそぞぬれひじし」

 

「突風が急に波を吹き、赤い裳の裾が濡れて冷たく感じる。」

 

という意味です

 

急に風が吹きました

 

風が波を立て

 

しぶきで主人公の服が濡れてしまいました

 

突然現実に引き戻されます

 

赤裳(赤い色のスカートのような衣服)

 

を身にまとっていることから

 

主人公が女性かも知れない

 

ここにきてわかります

 

病みし我は すでにいえて 浜の真砂 まなごいまは

「病みし我は すでにいえて 浜の真砂 まなごいまは」

 

「かつて病んでいた私は、今はもう癒えて、浜の真砂を幼い子供のように見つめている。」

 

という意味です

 

過去に悩んで苦しんだりしていたこと

 

今はもう悩んでないことがわかります

 

「まなご」

 

ここでは幼い子供を表しています

 

主人公は今

 

過去の苦しみから解き放たれ

 

純真無垢な視点で

 

浜辺を見つめているのです

 

まとめ

歌曲『浜辺の歌』の歌詞の意味を考察しました

 

主人公の追憶を描いた素敵な歌でした

 

浜辺には絶えず波が押し寄せます

 

時間が移り変わります

 

それはどこか記憶を思い出すことに似ていませんか?

 

浜辺を見つめる主人公は

 

穏やかな顔だったことでしょう...

 

今の人でも共感できる曲なのでは

 

と思います

 

※あくまで個人の意見として受け止めてください!

 

↓ ついでに僕の曲もお願いします

 

 

 

 

『少女レイ』ボカロ曲の歌詞の意味を歌い手が考察!怖い意味があるって本当?【みきとP】

歌い手の風彩花火(ふうさいはなび)です

 

今回はみきとPさんのボカロ楽曲


『少女レイ』の歌詞の意味を考察します!

 

 

 

※個人の意見として受け止めてください!

 

ここがポイント!『少女レイ』の歌詞の意味

『少女レイ』の歌詞のポイント

 

青春の終わり
失われた友人への哀惜
暗い感情

 

がテーマ

 

「空が眩しい」「光のような君と」

「空が眩しい」

 

「光のような君と」

 

主人公は

 

思春期の少女です

 

外の世界

 

他者との関係

 

そして

 

自分自身との関係

 

によって揺れ動きます

 

「レイ」

 

謎のキャラクターです

 

誰かほかの人

 

かもしれないし

 

もう一人の自分

 

かもしれません

 

「本能が狂い始める」「本性が暴れ始める」

「本能が狂い始める」

 

「本性が暴れ始める」

 

主人公は

 

感情的に

 

不安定になっています

 

そして次第に

 

理性を失い始めています

 

感情の崩壊です

 

主人公は

 

友人か

 

あるいは

 

大切な人を失いました

 

孤独感

 

不安

 

に苛まれています

 

「踏切へと飛び出した」

 

自己破壊への願望

 

「君は友達」「僕の手を掴めよ」

「君は友達」

 

「僕の手を掴めよ」

 

主人公は

 

誰かとの

 

強い絆を求めています

 

しかし

 

その絆は

 

健全ではありません

 

相手に対する

 

執着や依存

 

といった形をとっています

 

「僕だけを見ててよ」

 

「僕が居なくちゃ居場所なんて無いんだよ」

 

相手を束縛したい

 

独り占めしたい

 

という強い欲求

 

一般的な

 

友情や愛情

 

の枠を超えてしまっている

 

「二度とは帰らぬ君」

「二度とは帰らぬ君」

 

「千切れてく お揃いのキーホルダー」

 

主人公が

 

大切な友人を失ったこと

 

を意味している

 

死別

 

あるいは

 

別れ

 

による喪失

 

「仕掛けたのは僕だった」

 

主人公は

 

友人を失ったのは

 

自分に責任がある

 

そう感じています

 

罪悪感に苦しんでいます

 

この罪悪感が

 

次第に主人公を追い詰めていきます

 

「夏が消し去った」「蝉の声」

「夏が消し去った」

 

「蝉の声」

 

季節は夏です

 

「夏」

 

青春や若さ

 

命の輝き

 

を連想させます

 

一方で

 

消え去っていくもの

 

終わりを迎えるもの

 

でもあります

 

「白い肌の少女」

 

主人公にとって

 

夏とともに消え去り

 

しかも

 

取り戻すことのできない

 

そういう過去の象徴です

 

「透明な君は 僕を指差してた」

「透明な君は 僕を指差してた」

 

亡霊あるいは幻覚

 

といったものを彷彿とさせます

 

「透明な君」

 

主人公の心の中に残る

 

友人の影です

 

既に失われた存在

 

だということがわかります

 

でも主人公は

 

その存在にとらわれています

 

前に進むことができません

 

「薄笑いの獣たち」「悲鳴が谺する教室」

「薄笑いの獣たち」

 

「不揃いのスカート」

 

「悲鳴が谺する教室」

 

学校生活の中での

 

苛烈な人間関係

 

あるいは

 

「いじめ」

 

を意味しています

 

主人公が

 

友人に対して

 

何らかのアクションを起こす際

 

心の内で

 

激しく葛藤しています

 

「花瓶に仕掛けた」

 

主人公は

 

何か攻撃的な行動をとりました

 

さらなる罪悪感を覚えます

 

『少女レイ』の歌詞の意味が怖いと言われるのはなぜ?

『少女レイ』の

 

歌詞の意味が

 

怖いと言われることがあります

 

この理由は

 

歌詞を読み進めると

 

「死」「消失」

 

といったものが

 

感じられるようになるからです

「踏切へと飛び出した」

「死」「消滅」

 

を連想させます

 

自己破壊的な行動

 

もしくは

 

避けられない運命に飛び込んでいく

 

ことのメタファーかもしれません

 

どちらにしても

 

不安を感じる

 

緊張が高まる

 

怖い

 

部分になっています

 

結末が曖昧

『少女レイ』は

 

結末が曖昧です

 

何が起きたかわからない

 

というのは

 

すごく不安を覚えると思います

 

残酷な結末かもしれないし

 

それ自体が

 

現実逃避を意味する

 

メタファーなのかもしれません

 

歌詞のこうした部分が

 

怖いという評価につながっている

 

そう思います

 

まとめ

『少女レイ』の歌詞の意味を考察しました

 

思春期の少女を主人公に

 

その苦悩

 

現実逃避

 

あるいは

 

死と再生への願望

 

を描いた歌でした

 

失われた友情

 

青春の儚さを感じさせる

 

切ない曲ですが

 

歌詞を読むと

 

考えさせられるというか

 

不思議さ

 

不安定さと

 

緊張感が入り混じった

 

奥深い雰囲気が漂っている

 

それがこの曲の魅力になっているのかな

 

と感じました

 

※あくまで個人の意見として受け止めてください!

 

↓ ついでに僕の曲もお願いします