fusaeです

わたくし、この度、約9年間続けてきたあいさつオバさんを卒業します

あいさつオバさんとは、毎朝の小学生の登校時に、当番でもないのに自宅玄関の前に立ち、
登校する子どもたちや、
出勤するご近所の皆さんへ、
「おはようございます!」
「いってらっしゃい」
「ほらほら、今日は月曜日!背中シャンとして!!」
「笑顔、笑顔~」
などと声をかけてるおせっかいオバさんのことです

縁もゆかりも無い土地に引っ越した子どもたちと私。
どんな町なのかさっぱり分からないし、
もちろん、友だちもいない

それでも、引っ越し屋さんに優しくしてもらったり、
冬休みだというのに、わが家の事情を知って担任になる先生が訪ねてきてくださったり、
と、わが家は引っ越し早々、他人の優しさに恵まれていましたっけ

今、思い出しても泣けて来る

それで、子どもたちを送り出す(当時小6と小2)ときに玄関に立っては「おはよう!」と道ゆく人たちにあいさつをし始めました

これまでのマンション住まいから、子どもたちが「今度は階段のあるお家に住みたい
」と言ったので、2階建ての1軒家を借りることにしたので、玄関開けたらそこは公道。あいさつオバさんになりやすかった

どんどん私の方から、みなさんに声をかけました

ほんとうは、私だって恥ずかしいのだけれど、わが子たちに笑顔で挨拶をすることを姿で教えておきたかったのです。
ご近所さんのことも少しは知れるし、
挨拶の声が多いと犯罪も防げると聞いたし

4年間お世話になった町で始めたあいさつオバさんは、時にはケンカの仲裁もするのでありました

よくよく話を聞くと、こども同士のそれぞれの理由もあって、
その背景にある家庭環境もあって、
まちづくりって大事だなぁと、あらためて実感です

そしてその家が取り壊しになるからと立ち退くことに。
そして次は「(思春期だからこそ)家族がいっつも近くにいられる小さな家がいい
」と平屋のロフト付一軒家。ここでお世話になった5年間も、小学校の登校時間になるべくゴミ出しして、
わが子たちの登校時間に合わせて、「お早うございます!」と道の向こうの子どもたちに向って大きい声で挨拶

でも、ここでの挨拶5年間。
近所のこどもたちから一度も挨拶をしてもらえませんでした

それどころか、こどもたちから信な目でジロッと見られる

この家のおばちゃんって分かってるだろうになぁ。かなしかったなぁ

そうして、栃木県日光市ではびっくり

偶然、集団登校の時間に外に出ていた私。
「おはようございます!」とこどもたちの元気な声が次々と聞こえる

えっ? えっ? 今の、 私に?
えっ? え~~~っ

あ、お、おはようございま~す
と返す私。子どもたちの明るく元気なご挨拶

うれしい

はっぴ~

そして、向かいの自治会長さんもハリキッて「おはよう!」「はい、おはよう~」と見守りしてる

いいな、いいなぁ、こういうの

それからほどなく、近隣小学校の読み聞かせボランティアを見学させてもらった。
そこで、こどもたちの様子をママたちにリサーチ

すると、子どもたちは当たり前に挨拶をすると言う。
ママたちは地元出身もいれば、東京や神奈川からのかたも。
東京や神奈川のかたたちは、やはり私と同じく子どもたちの挨拶に感動したと言う

それから数ヶ月たった今も、道を歩けば中学や高校の学生たち、おぢさんまで、
すれ違う時には「こんにちは!」「おはようございます!」と挨拶が交わされる。
なんていい町に来たんだ

私はとてもいい気もちになって、
もうあいさつオバさんは卒業しなくちゃ

挨拶はして当たり前、だもの、と決心。
かくして、9年間のあいさつオバさんに終止符を打つのでありました

めでたし、めでたし
