月組『グレートギャツビー』の公演中止期間が延び、14日まで休演と発表がありました。
自動的に新人公演も中止に
改めてコロナの猛威に絶望しました。
またチケットが1枚飛んでった
あとは16日のB席を残すのみ。
日程ビミョー
もうこうなったからには仕方ない。
仕方ないものは仕方ない。
皆様のご回復を祈るのみ。
と、こんな時ですが、先月28日の観劇感想を
この時は運良く公演中止前日に観ることが出来ました。
『カルトワイン』が観劇翌日から公演中止、『心中・恋の大和路』は観劇翌々日から中止、ギャツビーは本来のマイ初日が飛んだことを考えると、演る方はもちろん観る方にとっても、一回一回の舞台上演は奇跡に近く、薄氷を踏みながらの日々なのだなぁと感じます。
今回最初の休演決定は“体調不良者が出て”ではなかったことから、定期のPCR検査で陽性者が出たということのようなので、無症状かあるいはごくごく軽症かなと思いますが、28日に舞台を観た限りでは皆様とてもお元気に見えたので、急な中止には正直驚いたぐらいです
そう、皆さんお元気でキラキラしてたー
まずはれいこさん(月城かなと)。
美は言うまでもなく、登場シーンのローボイスのゾクゾクするような色気ときたら
それがデイジーに向かう時は、若く未熟で純粋な男に見えたりして
対岸のデイジーのお屋敷を見る背中は切なくて、抱きしめたくなる
何から何まで魅力的すぎる
撃たれて倒れる時の倒れ方も、“倒れ上手”なこっちゃん(礼真琴。倒れるのが上手いと大評判)といい勝負だと思いました。
クローゼットからデイジーに向かってシャツを放り投げるシーンは、ギャツビーの成功を象徴する最も美しいシーンだと思いますが、ちょっとドヤりながらのthrow shirtプレイのれいこさんは最高
闇社会で財を築いたのに最後の一線は決して越えない(麻薬は売らない)という断固たる決意を語るギャツビーと同一人物なのよね?という感じ。
それになんと言っても、白いスーツや軍服姿のスマートさよ
…なんぼでも語れそう
海ちゃん(海乃美月)デイジーは可愛かったー
若い時代の髪型とかはちょっとしんどいかなと思いましたが、大人デイジーのクラシカルなスタイルは、髪型も衣装もやっぱりすごくよく似合う!
恋が実らなかった苦しみが、“娘をおバカちゃんに育てる”という育児方針に向かっていくのは本来ならあり得ないことだけど、海ちゃんのお芝居や歌は“その時代”を感じさせてくれ、十分に納得出来ました。
無垢なデイジーも強さを感じさせるデイジーも、矛盾なく海ちゃん中にいる、という印象。
“自分よりもデイジー、お金より愛”のギャツビーと、“なんだかんだ自分”のデイジーは、一見逆のイメージに見えるところまで細かく表現されているお二人。
とても素敵なギャツビーとデイジーです
トップコンビ以外の方の感想はまた次に。
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