昨日キャストが発表された『ほんものの魔法使』。
予約の順番が来て図書館に取りに行ったのは9日花組公演の後でしたが、翌日から東京だったのと、その間別の本(「罪の声」めちゃくちゃ面白かったです!)を読んでいたために手を付けられていなかったのですがキャスト発表後にやっと読みました。
頭の中ではそのキャスト達が動いてくれているという幸せな状況で(笑)とても面白いし、2時間半ほどで読了。
まだ上演前だしネタバレは避けますが、ネタバレじゃなくいくつか注目点を。
キャストが発表になり、ファンの間で話題になった華世京くんの役ニニアン。
これはなかなかハードル高い役です。
明るく元気な人物ではなく、葛藤や苦悩、その末の成長など繊細なお芝居が求められる役だと思うので、研2の華世くんのニニアンは大抜擢だと思いました。
原作中での登場の重要度で言うと、一番はもちろんアダムあーさ。次いでジェインひまりちゃんとモプシーあがちん。
そしてマルヴォリオおーじくん。
ジェインの父親ロベールの名前がキャストにないのですが、あすくん演じるロバートですね。読み方を変えてる(英語風にかな?初版だとロベールです)。
原作には登場しないオリジナルキャラクターもたくさんいます。
何に重点を置くのかわからないけど、マジックシーンも結構取り入れるのだろうか??
原作には余り出て来ないので。←というところから、「原作は、マジックとか魔法に焦点を当てたお話ではない」ということがわかります。
読み始めた時には、なぜこれをあーさにやらせようと思ったんだろう…と思ってしまいましたが、読み進めるうちに、人間の想像力や経験や思い出や夢など、大切な何かを心に溢れさせてくれるお話で、あーさのピュアな魅力は間違いなくハマると思えました
セリフがもう、あーさのためにあると思えるような言葉の数々なので
(頭の中で動いていた)ひまりちゃんやあがちんも最高に良い
ただ、ひまりちゃんの役は登場時点で11歳半、終わりの段階で13歳の設定。
つまり完全に少女なので、そこはどうするのかなと思えますが、殊更に子供を強調したキャラ設定ではないので、そのままいけそう。
喋る犬モプシーはほぼ常にアダムと一緒にいるので、あーさと一緒にあがちんもずっと出る感じかな。
どんなビジュアルで決めてくるのかな
なんせ設定では小さな犬なので
でも体は小さくても言うことはデカく、生意気だったりやんちゃだったりシニカルだったり。
あがちん絶対似合う
ビジュアルと言えば、アダムが“魔術師の正装”白タイに燕尾、シルクハットを着用する場面があるのですが、あーさにもちゃんと着せてくださるのでしょうか??
これは絶対やって頂かねばね
1966年に書かれ1976年に翻訳されたせいか、かなり古臭い感じの訳であることは否めないのですが、内容は現代でも全く色褪せることなく、心温まるお話でした。
作者のポール・ギャリコさんの作品で、映画になった『ポセイドン・アドベンチャー』は子供の頃に見て、今でもとても好きな映画です。
『ほんものの魔法使』も、きっと素敵な宝塚作品になるのでしょうね
ところで、どこにもなくて私は図書館で借りたこの本。
東京創元社から来月復刊されるそうですね。
しかもあーさの帯付き。
本屋さんで聞いても「絶版ではないけど重版するかどうかはわからない」と言われた本なのに、「これは儲け時!」と思われたのでしょうね
ほんと、チョロいかもヅカファン
私もう読んだけどきっと買いますよ(笑)
原作を読んだ今となっては観たい気持ちが高まって来ました。
今のところチケットはありませんが、もしかすると運良く観劇できるかもしれないし、望みは捨てません
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