居酒屋さんで唐揚げがやってきて
綺麗にスライスされたレモンがあって

誰かが「レモンかけて良いですか?」と聞いてきたときに 嫌な人がいても わたし嫌だ。って言える人 どれくらい いるかな。


たまたまかもしれないけど
嫌だって言ってる人 聞いたことない。


言えないですよね。あれって。
常識 がそうさせるのかな。別に我慢できるというか まあそこで嫌だって言ったら レモンはどうする?って話になりますもんね。

ちなみに僕が言っているのはレモンが嫌なんじゃなくて レモンを人の手で絞られるのが嫌なんですよね。僕は軽度の潔癖症なので。軽度の。
なので、レモンはかけたいけど 素手じゃなくてお箸でやりませんか?という提案をしたいのですよ。


でも これを提案・説明すると引かれるじゃないですか。たぶん。



そこで僕は
誰かが「レモンかけて良いですか?」と聞いてきたら「あっ、俺がかけたい!レモンを箸で絞る名人だから」みたいなことをいって全員ハッピー 唐揚げとレモンも平和で終わらせようとするんです。


でも これすると
もしかして潔癖なの?と速攻でバレるのでオススメしません。(OvO)

いや バレるのが悪いのではなくて
その話するの避けようとしたのにバレちゃうから。しかも名人でもなんでもないのでお箸で絞るの下手くそだし。(OvO)



じゃあどうしたらいいのかなー。って考えながらパンティ振り回してたら スライスレモンのない唐揚げと出会ったんです。
店員さんが「すでにレモンはかかっています」って。



感動しました。
あっ 常識なんて人の考え方次第だと思いました。このお店の中では レモンを先に絞って出すのが常識で それは僕みたいな軽度の潔癖症を救ってくれるのだと。






人の常識は誰かの非常識なのかもなと。





唐揚げって美味しいです。

















さて
ベルガモットと こざとへんの未来のお話はこの辺で終わりにして非常識な舞台のお話しましょう!







ハダカ座公演 vol.1
ストリップ学園




先日 千秋楽を迎えることができました。

劇場に足を運んでくれた全ての皆様
あたたかい応援をありがとうございました!







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出演者様 スタッフ様 みんなが
魅力的な方々ばっかりで。


(ぜったい寂しくなるだろうな〜。)
って思ってました。
稽古中 ずっと笑ってたし面白すぎたんです。









でも不思議とあんまり寂しくもないです。
スッキリしてます。


これは多分デトックスと一緒かな。

稽古から本番まで毛穴という毛穴 いや毛穴のないところからも汗という汗を出し尽くし 汗どころか身体中の液体もぜんぶ出しては 爆笑という水分補給で心身を潤し んで潤してはまた毛穴から、、 これの繰り返し。繰り返した結果の はちゃめちゃ舞台の完成。



演者だけじゃなくて
裏方の皆様全員が汗をかくほど手数の多い舞台。制作の皆様まで舞台裏で動いてくれて。プロデューサーの吉井さんに関してはステージまで回してくれた。


こんなに人の力が 楽しいもの作ろうとする想いが乗っかってるお芝居だから


そりゃ 出演させて頂いてる僕の身体の老廃物なんぞぜーんぶ跡形もなく消し飛んでるわけです。





この爽快感というか楽しかった期間

これに対してすがりついて寂しがるのではなく また進んだ先の新しい場所で 非常識に生きてみたい!

そう思ってるから寂しくないのかな。










ご覧になった皆様がどのように感じたのかは 僕にはわかりません。でも どこか一箇所でも心に届いたシーンがあったり 何かにクスッとしてくれたなら僕らの血の滲むような笑いの絶えない日々は報われるなと思います。







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星乃ラン

ありがとう。






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女性を演じるとかいや人間を演じるんだとかなんだとか考えて稽古に挑みましたが この作品に関しては そんな小さなことを考えている場合ではないと 考えを改めるようになりました。




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演出の澤田育子さん。

この方が創り上げようとしている宇宙みたいな規模のふざけた世界に 俺のちっぽけな考えは不必要でした。どこまでもエネルギッシュ。底知れないパワー。演者の気持ちに寄り添ってくれる優しい演出家様。生み出す言動が正しいとかそんなこと関係ない。とにかく凌駕する。気持ちいいくらい巻き込んでくれる。育子さんのおかげで毎日毎日楽しい稽古場でした。
育子さんと素晴らしい共演者の中で 僕もこの作品の力になりたくて デトックスの日々でした。

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演出助手のもえこさん!
プロフェッショナルでした。影でこの作品を支えてくれました!もえこさんじゃなかったら無理だったこの作品。断言できる。


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小林顕作さん
何でもできちゃう。演劇お化け。
困ったらぜんぶ顕作さんが解決してくれた。しかも秒速で。びっくりする。考え方も振る舞いもぜんぶがかっこいい。育子さんについていくどころか、その先まで見えているのはこの方だけだったかもしれない。


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藤原祐規さん 藤田記子さん

御二方とのシーンが尊くて。幸せを噛み締めて噛み締めて おいらは何度も幸せの向こう側にいってはそのシーンを咀嚼し 飲み込ませてもらいました。



尊敬すべき大先輩の方々が
稽古場から全力の全力。

本当に。




すげえ人たちは もう既に丸裸じゃないか。って何度も思わされて ここに辿り着かなきゃならないんだって。とにかく全力でやりました。手を抜いたりしたら恥ずかしいほどに 皆さんが全力で かっこよかったからです。










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石田隼くんの名前があったから
お仕事をお受けした。というくらいには
彼のことが好きですね。
そして彼の凄さが今回で開花している。12分咲きしてた?ポテンシャルの質が他の人と違う。なにこの才能。自分のものにするとはこのことか。彼のことを応援している人たちはその魅力の虜なんだろうなと思います。僕も夢中です。

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何かある度に「最年少です」と言っていた芹沢尚哉くん。座組みのみんなから可愛がられて 育子さんからは座組み1のベイビーと言われていた。でも 本番に入ってからどんどん上げていったスピードと底知れないスタミナに驚愕。麦わら帽子がなくても かっこいいじゃねえかよ。って思わせてくれて。全力をやることがかっこいいと教えてくれた尚哉。

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ふっきーさんが一緒で良かった。
この人がいてくれる安心感でどこまでもいける気がした。似ているところが多くて。何も言わずとも思ってることがわかっちゃうみたいな。だから 少し恥ずかしいみたいな。本音を隠して話してもバレてるみたいな。弥次喜多 双で共演した時はパーフェクト人間だと思ってました。でも この作品で丸裸になっていったふっきーさんは人間味があってとてもかっこよくて眩しくて心強い存在でした。また共演したいと心から強く願います。



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ロッキン=ヨーコさんは
イチゴちゃんの役作りをちゃんとロッキンさんとリンクさせてて そのこだわりがかっこよかった。でも 役作りしなくてもほとんど当て書き通りだった気がする。笑
珍しいというか 面白い人。この世界では 変な人こそ貴重らしい。だとしたらロッキンさんはとても貴重だと思いました!(OvO)(馬鹿にしてません。笑)

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中村 中さん。
あたるちゃんの歌声を聴いては(あれ?ミュージカルだったけ?いや もはやライブだっけ今回?)的なイリュージョンな空間でした。ステージングも自らお創りになって。あのワンシーンだけで有無を言わせない説得力。遠い存在にいると思わせてくれて ランちゃんとしてみるステージはとても眩しかった。










ちょっと紹介しきれない!混乱!
初めましての方々ばかりだったけど 魅力的な人たちばっかりでした。心をさらけ出すって生半可じゃできないのに。みんな 丸裸で。かっこよかった。一緒にステージにいさせてくれて嬉しかった!








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みんな本当にかっこよかったなー。









稽古から千秋楽まで 息継ぎすら許されないほど怒涛に過ぎていきました。





最後まで走り抜けることができたのは
観劇に来てくださる皆様がいるからです。




ご来場頂き
本当にありがとうございました。






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そして
いつも僕を応援してくれる皆様

本当にありがとう。



応援してくれる皆様がいるから
お仕事できます。
大袈裟じゃないです。本当です。




皆さんの応援してくれる気持ちや
劇場に会いに来てくれる気持ちのおかげで
最後まで走り抜けることができました。





帰り道の夕日が綺麗だったり
嫌いだったトマトが美味しく食べれたり
かわいい赤ちゃんと目があったり
感動することっていっぱいあると思うんですけど その時 心の中があったかくなりませんか?
なるとしましょうよ。ならなくても、なるということにして?いまだけ。おっけ?続けますね。



僕はみんなが応援してくれるとわかる時
心があったかくなるんですよね。

ポカポカするんです。




会場にきてくれてるのがわかったり
お手紙をくれたり。



ポカポカさせてくれて
本当に感謝してるんです。

















これからも皆さんに応援して頂けるように
少しでも恩返しできるように
作品創りをしていきたいと思いますので

唐揚げのレモンくらいでうるさい俺ですが(軽度です)宜しくお願いします!




お手紙や贈り物や
たっくさんのチップや手作りのチップやテープ!全部全部 ありがとうございました!

大切にします。


その お気持ちが嬉しいです。













ハダカ座 vol.1 閉幕!


vol.2を期待して
今回のぶろぐはこの辺で終わり!








パンティを振り回したり
チップあげたりテープ投げたり

窮屈な常識を脱ぎ捨てて
非常識抱きしめ歩き出してくれて

観劇にお付き合い頂き
ありがとうございました。







また常識な日常のなかで
非常識に生きてやろうと思います。



パンティを振り回す機会はないけど
心を丸裸にして生きたいと思います。










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おやすみなさい。

素敵な夢を。。