リーディングドラマ
ぼくらが非情の大河をくだる時
新宿薔薇戦争



千秋楽でございました。


















いまの時代を生きる、すごくすごく真面目で好青年で いい子で 褒めれば伸びるタイプで オムライスが好きで すくすく穏やかに健やかに育ってきたかわいい僕には、




一読しただけでは
難解な物語。












演出の中屋敷さんと

共演者の皆様とスタッフさんと

みんなでこの戯曲と闘いました。







手加減なしで。全力で。












僕は内心 穏やかじゃなかったです。






焦りじゃなくて
不安じゃなくて
恐怖やそういう類ではない何かが
ずーっと心の中にあって。







この期間で何度か
たまに 変な夢も見ましたし

寝苦しかったです。

昨日も眠れなかったです!笑!(OvO)
いつもなら
本番前日はぐっすり爆睡タイプなんですけどね。










つまり



決して
心地の良い作品ではないなって。











公演中のアフタートークでも言ったんですけど






俺には
訳わかんない。






いや、わかるんです。僕なりに感じたこともあるし。

この本が
言ってることや言いたいこと。

伝えたいことなんかも。










でも、
本を何度も何度も読んでて
ある時 思ったんです。

理解したら勿体無いんじゃないかなって。

んで


考えるのやめたんです。







あっちょっと良いですか?自分で書いてて爆笑しちゃいました。
「考えるのやめたんです」って。笑

















なんじゃそりゃ!って感じですね。





このブログきっと変なブログになる。


(OvO)













すみません、でもこのまま殴り書きます。
話を戻しますね。





俺が考えて
俺が感じたことを表現するだけじゃ



この本の持ってる魅力を
伝えられないのかもって思ったんです。

















だから

リーディング

これが芝居じゃなくて

リーディングドラマであることを大切にしようと思いました。








この本に書かれている言葉を
読むことにしたんです。

この本の言葉の魅力を
なるべくありのままに伝えようと思ったんです。
特に今日の千秋楽はその気持ちが強かったですね。




もはや
本番の時は
何かを届けようなんてこと
あんまり思ってなかったかもしれません。









それでも
読んでいると熱がこもってしまって

僕の芝居が必要以上に付け足されていたような気もします。













僕は







僕はこの本に魅了されてたんだと思います。









いや、虜になっていたのかな。

どうしようもないほどに
のめり込んだんだと思います。












たった1時間の公演

それが4回






でも、この本の持つ何かに
心身を削る思いでした。









いい経験させてもらいました。

いま なんでそう思うのか具体的には説明できないけど、

ぜったいにこの先
この作品を思い出して
その時、背中を押してくれるような

そんな
大切な作品になりました。




























ご来場頂いた皆様

本当にありがとうございました。





本多劇場に立つことができました。
応援してくれている皆様のおかげです。







燃やし続けてくれているんです。

僕のたいまつの火を。












この作品にも通ずるところがあると思うんです。










燃やし続けることは大変だけど

大切なんだと思うんです。






{26F829B3-C8CF-4918-9981-3A6AF4D18FD4}

いい座組でした。

短い時間でこんなに素敵な座組で。
終わるのが寂しくなるほどです。






演出の中屋敷さんの人柄がそうさせるのだと思いました。


{EF98F001-0B8C-43B9-9FDE-422C1498995A}



中屋敷さん、
この戯曲に負けず劣らずの
ぶっとんだ人なんです。


今回初めましてでしたが、
物足りない!!
もっと長いこと稽古場で中屋敷さんの演出を食らいたかった。



Bチームの唐橋さんとは6月も一緒。
もう言わずもがなで面白い。
ずるい。あの空気感。人柄。
6月 ワクワクが止まらない。楽しみで仕方がない。

ト書きをしていた田中穂先くんは
イメージ力 表現力に長ける役者だと思いました。監督などもしていて、多才な人物。
Bチームのストーリーテラーとして見事なまでにト書きとして君臨していました。






{17D32E25-58E8-48BE-B620-F7E1F339EA24}

神永圭佑。

手加減なしでぶつかってきてくれた弟。
終わってみると
圭佑だったから。って思わせてくれることが多かった。魅力溢れる役者。

底知れない何かを感じさせてくれる芝居に
怯えたのは久しぶりです。


また共演できる日が来るまで
俺も研ぎ澄ましていきたい。
また出会ってまたぶつかり合いたい。
その日が来ることを楽しみにしています。







{FD81E122-67EF-4F42-A1D1-4CFD9DDDB488}



Aチーム!!

髙橋里恩くんと永島敬三さん


独特の空気感と真っ直ぐな声で
空気を常に張り詰めらせてくれた里恩くん。
ストイックで何度も練習を繰り返す姿に
僕も刺激をもらいました。


敬三さんは
以前お芝居を見ていたことがあって
恥ずかしながらその時は知らなかったのですが「あの人、素敵な芝居するな」と思っていたんです。
その人と一緒に芝居ができると分かった時の僕の喜びようったら、水を得た魚同様でございました。父がこの人だったから安心して言葉をぶつけることができました。






{EC6FD54B-5096-4CC9-B1B5-E1AE2A2DF06C}
多和田秀弥。

いや、イケメンすぎるでしょ。
話をすればするほど、良いやつだと伝わって来てしまう。イケメンが増す。なんてやつだ。
それでも
Bチームでの狂い方は、彼がイケメンだということを忘れさせる。なんてやつだ。

つぎに会う時は共演する時が良いと願います。





{A6AA3129-5A25-4DBD-9365-4F0496D07965}

1年ぶりの安里さん。
同じ兄でこんなにも演じ方が違うものなのか。
勉強になることばかり。
声が美しいし 魅力を全面に出してくる兄の心情を大切にリーディングする姿に目が離せませんでした。
また一緒に芝居したい。
つぎは、ズボンを破らないで来てね。(OvO)

























いまはもう
余韻に浸る間も無く次のことに目を向けますが


それでも
今回のこの演目で得たものは大きい。







巡り合わせ。
関係者の皆様に。
心から感謝します。











そして何よりも
ご来場頂いたすべての皆様、



いつも応援してしてくださる皆様、





本当にありがとうございました。








安里さんと僕で
あれだけ感じ取り方が違った作品だから

お客様も人それぞれに色んな感じ方があったと思います。









でも


自分の感じたことが全てです。






それを疑わずにいてください。


それがこの作品のたいまつの火を
燃やし続けてくれるんだと思うんです。











{B05B3141-BD08-4BCF-B63D-A8E3AA9EA589}










僕らは
また明日から



生きましょう。



いまの時代で




生きましょう。















それでは、
今回はこの辺で。。




今日はぐっすり眠れそうです。



皆様も素敵な夢を。。








おやすみなさい。。