コレはもう、将棋で云うところの王手飛車取り状態、逃げられませんw。例の日本学術会議の会員候補だった学者6人の任命を見送った問題で、菅総理は、『法に基づき、総合的、俯瞰的に判断し、<中略> 99名のリストしか見ていない。』と会見で語ったのだが、コレが拙かった。自民党総裁選で煮え湯を飲まされた輩連中から、官僚を通じて仕組まれた会見用ペーパーの罠(わな)を、そうとも知らず菅総理はそのまま読んでしまった。”菅降ろし”が始まったと判断するのが正しかろうw。。。

 

 

一見すると無難な回答のように思われるが、実はこの日本学術会議任命は、日本学術会議法に定められたモノであり、戦中の軍事政府の暴走を止めることが出来なかったことを反省して設けられた制度である。任命拒否は学術会議の独立性を脅かすもので、憲法の保障する「学問の自由」を侵害する重大な事態だと識者はみな一様に批判している。

 

 

とは言え、識者と思われる中には、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏などは、日本学術会議が推薦した新会員の候補者6人が任命されなかった問題について、『学術会議に対する総理の任命は、民主的統制を及ぼすためのもの。ゆえに形式的であってはならず拒否権は当然あり』と見解を示したのだが、この時、彼は日本学術会議法について知らなかったのだろう。ようやく他の識者の意見から事の重大性を知り、この数日、彼の意見のトーンが変わっているのが見受けられるw。

 

 

菅総理は、99名のリストしか見ていないと会見の席で説明しているのであるから、日本学術会議から推薦された105名リストから誰が恣意的に6名を削除したのかが問題であり、コレは明らかな違法行為である。任命される学術会議者は特別国家公務員となること、予算10億円云々は詭弁であり、すべて国民の税金で賄われるのであるから、前政権のような政府関係者や高級国民に甘い、ともすれば軍事政府のような暴走を止めるためにも、政府に苦言を呈せる日本学術会議を設けることこそが、国民主権の利益を守ることなのである。 

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※ ↑  今朝の情報番組で、著名コメンテーターの解説を聞いただけw。。。

 

 

 

【週刊ナンダイ!?】編集長/にわか市政ジャーナリスト=福祉サンタ