海上自衛隊呉史料館「てつのくじら館」! | 映画と旅と洞窟のブログ

海上自衛隊呉史料館「てつのくじら館」!

GWに、広島県呉市の海上自衛隊呉史料館「てつのくじら館」を見学してきましたので、紹介します。ここは潜水艦好きには堪らない資料館なんです!ニコニコ

 

海上自衛隊呉史料館 てつのくじら館
https://www.jmsdf-kure-museum.go.jp/

 

「てつのくじら館」は、海上自衛隊の歴史と活動を紹介する資料館ですが、なんと云っても本物の潜水艦が展示してある、日本で唯一の資料館です!

とにかく実物の潜水艦が観たくて、わくわくしながら行ってきました!ドキドキ

 

呉港フェリーターミナル

 

広島県呉市は、広島駅からJR呉線(快速)で約30分。瀬戸内海に面した港町で、古くは村上水軍の根城として栄え、明治以降は日本帝国海軍の拠点として、東洋一の軍港と云われた臨海都市です。

現在も、海上自衛隊呉基地があり、護衛艦隊や潜水艦が所属する、海上防衛の拠点となっています。


 

このJR呉駅から徒歩5分、ペデストリアンデッキを進んでショッピングセンター内の通路を抜けると、いきなり町の中にドーンと潜水艦の巨体が鎮座しているのが見えてきます!キタ―(゚∀゚)――!これは凄い!街の中に潜水艦があるなんて超目立ちますよ!(笑)

 


資料館に近づくと、ほんとにデカい!遠目に見てもデカいが、近くで見るとさらに、その大きさに圧倒されます。これが「てつのくじら館」一押しのメイン展示物「潜水艦あきしお」です。全長76m、重さ約2200tです。1986年から2004年まで、実際に海上自衛隊で使用されていた本物の潜水艦です!でも、2200トンって想像できません…(笑)

 

 

さらに前に廻って…、うーん凄い、そしてかっこいい!どこから見ても立派な潜水艦です(笑)憧れの潜水艦をこんな間近に観れるなんて、凄い、凄すぎる!!その圧倒的な迫力に、もうテンションMAXで、写真も撮りまくりです…はぁはぁ(*´Д`)

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さて、「てつのくじら館」の館内は、1階から3階に分かれていて、海上自衛隊の歴史と活動をグラフィックパネルや資料映像、実際の展示物等で紹介しています。

 

 1階展示室・海上自衛隊の歴史

 2階展示室・掃海艇の活躍

 3階展示室・潜水艦の活躍

 

機雷艇(機雷を掃海する潜水艇)

 

中でも、戦後日本の復興を支えた航路啓開と掃海部隊の活動に関する展示は見応えがあります。航路啓開(こうろけいかい)とは、水中の障害物を取り除いて、船舶が航行できる路を開くことです。

 

第二次大戦末期に、日本の周辺海域には日米両軍がばら撒いた約66、000個の機雷が残されていました。そのため、日本近海は恐怖の海と化し、敗戦後の2ヶ月間で83隻もの船が機雷の被害にあったそうです。

 

掃海艇の甲板を再現した展示スペース

 

終戦後、日本軍は武装解除されましたが、この大量の機雷を掃海(そうかい)するために、旧海軍の掃海部隊だけが残され、機雷処理を続けました。

機雷の除去作業は大変危険な作業で、戦後の掃海活動で、79名もの殉職者が出ましたが、当時は一切公表されなかったそうです。日本の復興を支えるために、戦後に殉職した隊員がいたとは知りませんでした。。

 

機雷掃海(航路啓開)部隊
http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/0815-soukai.htm

 

機雷掃海用フロート・ははじま

 

掃海部隊の機雷除去により、日本の主要航路は安全となり、戦後日本の復興に大きく貢献したのです。この掃海部隊が現在の海上自衛隊の基礎となり、旧日本軍の伝統を受け継いだ部隊となりました。

 

日本の高い掃海技術は、国際貢献にも活かされ、湾岸戦争後の1991年にペルシャ湾で掃海活動「湾岸の夜明け作戦」を行いました。

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3階・潜水艦あきしお艦内体験

 

いよいよ、「潜水艦あきしお」の艦内体験です。3階の連絡通路から内部に入ります。潜水艦あきしおは、「ゆうしお型潜水艦」の7番艦で、1985年に三菱重工業神戸造船所で建造されました。

 

ゆうしお型潜水艦は、ディーゼルエンジンと蓄電池で航行する、涙滴型の通常動力型潜水艦で、1986年から2004年まで海上自衛隊で任務を遂行し、2006年9月に呉史料館に展示されました。

 

士官室と調理室前のメイン通路

 

艦内に入ってみると、狭いっ!外から見るとあんなに大きいのに、メイン通路は人が一人通れるだけの幅しかありません。映画「レッド・オクトーバー」などの潜水艦内は、かなり広かったですが、本物は想像を超える狭さです。この狭さで75人の乗組員が生活するとは…、信じられません。。

 

涙滴型潜水艦(涙のしずく形)は、水中抵抗が少なく、水中行動能力が優れていますが、船体容量が少ないため、現在では改良型の葉巻型潜水艦が主流になっています。

 

発令所と潜望鏡

 

発令所には、映画でお馴染みの潜望鏡やレーダー、操舵室などがあります。発令所の照明は、日没後に赤色灯に切り替わりますが、実際の照明に切り替えてくれました!

 

これこれ!潜水艦の発令所といえば、やはり赤色照明ですね!グッと潜水艦の雰囲気が変わります。これは夜間に潜望鏡で海上の様子を観察する時に、眼を暗所に慣らしておくためだそうです。

 

第二潜望鏡と第一潜望鏡

 

潜水艦あきしおには、潜望鏡が2本あります。手前が夜間用の第二潜望鏡、後ろが昼間用の第一潜望鏡です。潜望鏡は実際に覗いて動かすことができます。

 

日本の光学技術は世界最高水準で、潜望鏡を覗くと、5km以上離れた景色が鮮明に映し出されます。潜望鏡は軽く廻ると思ってましたが、結構重くて、回転させるにはぐっと力を入れて回します。

 

操舵席とジョイスティックパネル

 

発令所の中にある操舵席です。潜水艦あきしおは、ツーマン・コントロールで、二人の操舵員が、眼の前にあるジョイスティックパネルの、ジャイロコンパス(慣性航法装置)・深度計・舵角指示器などを確認しながら潜水艦を操艦します。 

 

海中では、GPSやレーダーは使えません、水中カメラのモニター等も無いのに、これらの計器だけで操縦できるなんて凄いですね。これで「進路0-2-0、ヨーソロー。おも~か~じ(面舵)!」と掛け声があれば、最高ですww

 

あきしおのスクリュー(機密のため形状は偽物)

 

見学できるのは、艦長室や士官室と通路・発令所だけです、魚雷室やエンジン室なども見たかったなあw、でも軍事機密とかありそうですね?次に潜水艦映画を見る時は、あきしお艦内を思い出しながら観るでしょう♪

 

とにかく、「てつのくじら館」は、潜水艦好きなら一度は行ってみたい、最高の資料館ですよ!

広島方面に行ったら、ぜひ一度見学してみてくださいね♪ニコニコ

 

「てつのくじら館」の正面には、「大和ミュージアム」もあります。