これまでに幾度となく

川に日参すると

本当に変化に富み

刻々と

自然と一体になる

 

もちろん 鮎との出会いも

面白く 

その大きさ、色 艶 香り

いずれも1尾として

同じものがない

 

不思議なことは

鮎の好む石の色や 大きさがあることにも

気が付く

 

 そこについた苔の生育や質の違いなのかもしれない

 

川漁師はまず 流れ着いてくるゴミを拾い集める

特に上流部で雷雨があると

すぐに わかる

 

枝、濁り、水温の変化を敏感に感じ取る

 

その日の天候、気温、水温、水質、水位の変化

を把握するのだ。

 

これを知らないと

 

ほとんど 空振りに終わる

 

そして、捕獲した鮎の大きさ、数などを記録

場所、時間は来年、再来年の貴重なデータの

蓄積となる

 

 こうしたサンプリングの技法は自分が3年過ごした

岩手県での若き時代の経験でもある

 

もはや 漁師はこれを刻々 ライフワークとして

今日も長良川に通う