川漁師は 夕方
感のひらめくところに 仕掛けを持参する
夕暮れの時間
お百姓さんが
電動鎌で、草かりをされていた
そこは水田だらけの
土地で 昔 ここは「輪中」といわれたところだ
土の道 水田を仕切る土の道
こんなところに
すっぽんは 卵を産む
2時間ほどして
仕掛けを見にゆくと
5本のうち3本に
一部は 出荷として
市場のセリにだした
残りは 明日のご来客様分で
丸鍋の準備
じっくりと灰汁を取り除きつつ
濃厚な味わいの
出汁が 徐々にできてゆく
知人の料理人からはコラーゲンの完全に
溶けだすに4時間かかるよと
アドバイスを戴いている
明日の鍋には 豆腐と九条ねぎ、生姜をすりおろし
鍋にて 煮直す
暑い夏を乗り切るスタミナはまさに
「すっぽん」なのです。
今年は、当たり年なのか
漁師と 料理人は 朝が早く、昼は 昼寝
そして、また 夕方は 漁に勤しむ
きわみは だから 日中開いていない店なのです