赤い番傘が玄関にひらくと

営業中

 

気まぐれ料理店は ほとんど開店していないので

近所の人も

ご存じない

 

まるで、宮沢賢治の小説の世界観

 

川漁師でもある 店主が

捕らえた 天然うなぎ 55㎝

これに 命を頂戴するので 祈りと感謝を込めて

調理する

脂がしっかりのっており

身も厚い

串打ちに苦戦

お客様は 幼少期から 天然うなぎを食べなれた方で

四万十川までも行かれた食通

尾っぽのほうは かば焼きとし、上半分は 白焼きの 

紅白仕上げ

 

郡上の小ぶりのあゆも

1尾は 仕上げの鮎雑炊にして

ご提供

 

お土産に 甘露煮と 

ギフトで 冷鮎茶漬け 

 

 かくて 感謝のひと時が過ぎて

家の店が道場も兼ねておることで

沖縄剛柔流のご経験者でありました

 

 なんと奇遇かな